テンダブルのまとめ
「エース引けば、ラッキーデーを示唆!?」
どうも、ノッキーです。
ブラックジャックの戦略の検証のまとめシリーズ、今回は10ダブルについてです。
ベーシックストラテジー(BS)では、ディーラーのアップカードが2から9のときにダブルが推奨されています。
個人的には、対9のときは危険に感じるのですが、皆さんどうでしょうか?
検証は、2~9のうちで最強の対9のときと最弱の対6のときの2パターンについて行いました。
視聴時間数は10分弱です。
Double down on 10 in Blackjack.
全100回分のデータから得た結果です。
まず、10ダブル対D9です。
引き分けを除いた勝率は44%になります。
あまり好ましい数字ではないです。
誤差を考慮しても、せいぜい50%くらいではないでしょうか。
無理にダブルしなくてもいいと教えてくれている気がします。
次に、10ダブル対D6です。
引き分けを除いた勝率は64%でした。
予想通りではないでしょうか。
対6では毎回ダブルするべきですね。
稼げるときに稼ぐのが大切ですから。
★考察★
対2から9のときのテンダブルの勝率は、検証結果から44~64%だと推定できます。
(対9が44%、対6が64%より)
対9のときは警戒するべきですね。
10のカードは他の数字のカードの4倍含まれていますが、理論上の出現率は約31%です。
また、エースを含めても約38%です。
つまり、この状況で、欲しいカード(10、J、Q、K、A)が引ける確率は5割を下回っています。
それでもエースを引いて21にできれば、ラッキーデーかもしれませんね。
今回は以上です。
参考になれば、幸いです。
15、16のヒットのまとめ
「よく訪れるアンラッキーチャンス。」
どうも、ノッキーです。
戦略の検証のまとめとして、今回はハンド15と16のヒットについて行います。
ベーシックストラテジー(BS)の表によると、ディーラーのアップカードが7~エースの場合、ヒットが推奨されています。
まあ、ステイよりもヒットがマシだということなのでしょう。
検証動画は、前半が15対D7とDA、後半が16対D7とDAです。
それぞれ20シーンずつセレクトしています。
視聴時間数は、おおよそ15分です。
全100回分のデータから得た結果です。
まずは、15ヒット対ディーラー7です。
ディーラー7は強さではミドル級ですが、ハンド15のヒットは、やはり、不利であるようです。
おおよそ、3回に2回は負けてしまいます。
次に、15対ディーラーエースです。
こちらはもっと酷いですね。
5回に4回も負けてしまいます。
引き分けを除いた勝率は、
対7が31%、対エースが15%でした。
★考察1★
15のヒットの勝率は、検証結果から15~31%だと推定できます。
(対7が31%、対エースが15%より)
これだけ勝率が低い理由は、バースト率の高さにあります。
100回中、62回もバースト負けがあったのです。
負け試合ですね。
16のヒットだと・・・!
次に16対ディーラー7の結果です。
2つ目のグラフの15対ディーラーエースに似ています。
負ける確率が79%で同じになっています。
最後に16対ディーラーエースです。
勝てる気がしませんね。
さいころの目を当てるよりも率が悪いです。
★考察2★
16のヒットの勝率は、検証結果から14~18%だと推定できます。
(対7が18%、対エースが14%より)
バースト負けは、100回中78回もありました。
絶望的です。
もしサレンダーがOKなルールなら、徹底して降参するのが資産を守る良き戦略かもしれません。
そのときの状況や自分の予測により、臨機応変に行うのも納得のいく範囲であれば問題ないでしょうね。
前もってどの程度の負け試合なのかが分かっていれば、勝ったときにポジティブサプライズになります。
今回は以上です。
役立てば幸いです。
ナインダブルのまとめ
「ダブルするべきか否か。」
どうも、ノッキーです。
最近はブラックジャックの戦略の検証のまとめに入っています。
今回は、ナインダブルについてです。
上のベーシックストラテジー(BS)の表では、対3~6でダブルが推奨されています。
以前に行った検証動画を1つにまとめました。
前半は対3、後半(8:50くらい~)が対6です。
視聴時間数は約15分です。
Double down on 9 in Blackjack.
全100回分のデータから得た結果です。
まず、9対D3です。
勝率は、ダブルゼロのルーレットで負ける確率くらいでしょうか・・・?
大きく賭けているときは、ハラハラしそうです。
勝率はスプリット、ヒットともに全く同じになりました。
9から2を引いたときのみ、結果に違いが出ました。
引き分けを除いた勝率は、
ダブルが54%、ヒットが55%でした。
チップの増減は、
ダブルが+16枚、ヒットが+10枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、BS通りにダブルする方が若干ベターです。
検証後、対3のときはダブルしたりしなかったりしようかなって考えました。
過去に出たカードの流れから、自分の引くカードを推測するんです。
そんな回があった方が、さらにブラックジャックを楽しめると思ったのです。
次に、9対D6です。
3回に2回は負けない結果となりました。
まあ、こんなもんなのでしょうか。
9ダブルして、19になれば狙いどおりでしょうが、そのときのディーラーの強さに左右されるようです。
あと、引き分け率、高めに感じませんか?
結局、ふつうにヒットしても大差は出ませんでした。
9から2を引かない限り、ハンドは同じになりますから。
勝率が全く同じということは、どうすればいいのでしょうか?
引き分けを除いた勝率は、
ダブルが61%、ヒットが61%でした。
チップの増減は、
ダブルが+38枚、ヒットが+19枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、BS通りにダブルして稼ぎにいくべきです。
★考察★
対3から6のときのナインダブルの勝率は、検証結果から54~61%だと推定できます。
(対3が54%、対6が61%より)
誤差を考慮して、勝率5割ぐらいだと考えられます。
これは、先日行った2のスプリット対D2~D7の勝率と似ています。
BSでは対2のとき、ナインダブルは推奨されていませんが、勝率は5割を少々下回るくらいなのかもしれません。
個人的には、対2だけでなく、対3もナインダブルは控えたいと考えています。
あまり上手くいった経験が無いのかもしれません。
今回は以上です。
参考になれば幸いです。
2のスプリットのまとめ
「稼げたら、幸運の兆しか?」
どうも、ノッキーです。
ブラックジャックの戦略の検証のまとめに入ります。
今回は2のペアについてです。
上のベーシックストラテジー(BS)の表のとおり、ディーラーのアップカードが2~7のときにスプリット、それ以外ではヒットが推奨されています。
実際に対7と対2は検証済みで、今回対6を行いました。
nokkieblackjack.hatenablog.com
nokkieblackjack.hatenablog.com
そして、対7と対6の場合を、1つの動画にまとめました。
カード2~7では、7が最強、6が最弱です。
最強の場合と最弱の場合のそれぞれの結果から、勝率のおおよその範囲を知ることができると考えました。
検証動画の前半が対7、後半(17:55~)が対6です。
視聴時間数は約30分です。
Split a pair of 2 in Blackjack.
100のデータから得た結果です。
まず、22対D7です。
引き分け率が高くなる傾向にあります。
分けて一方が勝ち、他方が負けというパターンが多かったです。
ハンド4対7にしては、良い結果のように思えます。
引き分けを除いた勝率は、
スプリットが55%、ヒットが54%でした。
チップの増減は、
スプリットが+12枚、ヒットが+7枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、BS通りにスプリットした方がベターであるようです。
次に、22対D6です。(今回初)
ディーラー6は最弱数ですから、強気でスプリットできそうです。
対7のときのヒットよりも負け率が高くなっています。
原因は、対6だとハンド12以上でステイしたことだと思われます。
対7だとハンドを17以上のきちんとしたものに仕上げる努力をしなければならないですからね。
引き分けを除いた勝率は、
スプリットが63%、ヒットが49%でした。
チップの増減は、
スプリットが+64枚、ヒットが-1枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、BS通りにスプリットした方が断然ベターです。
チップの増減の差が大きすぎて、驚きです!
さらに、3単位勝ちの結果です。
3単位勝ちとは、スプリット後にどちらかのハンドにダブルのチャンスが訪れ、全て勝った場合にそう呼ぶことにしています。
2のスプリット後、7、8、9、Aのいずれかが来ると、ダブルのチャンスになります。
対6の場合は、BSではナインダブル、テンダブル、イレブンダブル、ソフトハンドダブルと、ダブルダウンのチャンスがかなり多くあります。
今回の検証100回中35回が3単位の勝負となり、そのうち24回が3単位勝ちとなりました。
それが表に示している69%にあたります。
さらに驚いたことに、35回中8回が4単位の勝負となり、そのうち7回も4単位勝ちとなりました。
8回中7回って素晴らしい結果です!
やはり、対6はガンガン攻めるべきですね。
★考察★
対2から7のときの2のスプリットの勝率は、検証結果から55~63%だと推定できます。
(対7が55%、対6が63%より)
誤差を考慮して、勝率5割はありそうです。
BSでは対8のとき、スプリットではなくヒットが推奨されていますが、ひょっとしたら勝率は5割前後になるのではないでしょうか?
機会があれば、その検証をしてみようと思います。
今回は以上です。
参考になれば幸いです。
1ボックスvs3ボックス
「3ボックスでプレーする人、たまに見かけますが・・・。」
どうも、ノッキーです。
ブラックジャックテーブルで、3ボックスでプレーしている人ってたまに見かけませんか?
そして、彼らの多くはそのテーブルを一人で独占していたりします。
それは彼らの戦略なのでしょうね。
どのくらい有効なのでしょうか?
今回は、ボックスマッチと題して、1ボックスで3単位賭ける場合と、3ボックスで1単位ずつ賭ける場合の検証を行いました。
プレイヤーはベーシックストラテジー遵守です。
検証動画には15のシーンをセレクトしました。
視聴時間はおおよそ15分です。
1-BOX,3-unit vs 3-BOX,1-unit (Blackjack)
100のデータから得た結果です。
1ボックス使用にもかかわらず、引き分け率が予想外に高かったです。
2ボックス使用と比べると、引き分け率は低いです。
まあ、ボックス数が奇数個なら、そうなるんでしょうね。
引き分けを除いた勝率は、
1ボックスの場合が43%、3ボックスの場合が45%でした。
チップの増減は、
1ボックスの場合が-37.5枚、3ボックスの場合が-3.5枚でした。
まとめると、3ボックスの方が1ボックスよりも好ましいと言えます。
ボックス数を増やすことによる特徴は、
① いずれかにBJハンドは入りやすいこと。
② いずれかがダブルやスプリットになりやすいこと。
③ すべてがゴミハンドになる場合がたまにあること。
その結果、すべてがバーストしてしまい、みじめな結果になることもあります。
10年以上前のことですが、韓国の某カジノで、2ボックス使用で一人でプレーすることは認められませんでした。
これはどうしてなのでしょうか?
カジノ側に不利になることを示唆していたのでしょうか?
今はどうなのか分かりませんが、もしそうなら、1ボックスよりも2ボックスでプレーした方がベターなのかもしれません。
現に、先日の検証でもそのことが実証されていますし。
nokkieblackjack.hatenablog.com
次回は、2ボックスvs3ボックスの検証をする必要がありそうです。
その結果、2ボックスがどの程度有効なのかが見えてきそうです。
今回は以上です。
参考になれば、幸いです。
いつも応援ありがとうございます。