2のペア対ディーラー2
「スプリット後、8か9、来いっ!」
どうも、ブラックジャックの研究をしているノッキーです。
ベーシックストラテジー(BS)では、この場合、スプリットが推奨されています。
でも、「2のスプリットなんて嫌いだ。」なんて思うプレイヤーは少なくないのではないでしょうか?
彼らは2+2=4として、ふつうにヒットします。
この場合、スプリットとヒットとでは、結果にどんな差が出るのでしょうか?
いつもどおり、トランプを使って検証することにしました。
▼検証1▼
まずは、ヨーロピアンノーホールカードスタイルで行いました。
▼詳しい結果1▼
次のグラフは、50回分のデータから得た結果を示しています。
さらに、ホールカードスタイルでも行いました。
▼検証2▼
[Blackjack Strategy] Two 2s vs Dealer’s 2
▼詳しい結果2▼
次のグラフは全50回から得た結果です。
最後に、全100回分のデータから算出した結果です。
▼さらに詳しい結果▼
2回に1回は負ける感じですね。
1単位~3単位の負けをトータルして49%です。
2単位負けが多かったです。
2つの結果に大差はありませんでした。
引き分けを除いた勝率は
スプリット47%、ヒット47%で、どちらも同じでした。
チップの増減は、
スプリット+2枚、ヒット-6枚でした。
検証結果から、どちらの選択がベターなのかを明確に決めるのは困難であるようです。
では、着眼点を変えてみます。
次のグラフは、3単位の勝敗について示しています。
スプリット後に、8や9が引ければ、ダブルのチャンスになり、3単位勝ちや負けの結果が生まれます。
試行回数100のうち、そのようなチャンスは21回あり、21回中13回(62%)が3単位の勝利でした。
このことと、チップの増減結果から、BS通りにスプリットする方が若干マシだと言えます。
個人的には、スプリットしてどちらかのハンドが勝てばまあOKなんですが・・・。
2単位負けは痛いじゃないですかねえ。
今回は以上です。
役立つ情報であれば幸いです。
では、またの機会に。