ちょっと怖い9のスプリット
こんにちは、ノッキーです。
極寒が再到来ですね。
前回は確か、センター試験のあたりでした。
さっきも雪が降っていました。
どうりで室内が寒いと思ったら・・・・。
今日、安倍総理がトランプ大統領に会いに日本を発ちましたね。
外交、上手くいけばいいんですがね。
さてさて、今回はディーラーのアップカードが2のときのプレイヤー9のスプリットについて、検証してみます。
ベーシックストラテジー(BS)では、スプリットをすることになっていますが、実際はどうなんでしょうか?
ハンドが9+9=18ですから、無難に18でステイして勝負って考えるプレイヤーも結構いるのではないでしょうか?
何せ、ディーラーのアップカードが2ですからねえ。
検証動画では、次の2つのケースについて試してみました。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ステイ
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 9のスプリット(ディーラー2)
データをとって、勝率とチップの増減を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)の勝率は25%でマイナス6枚
CASE2のステイの勝率は約67%でプラス3枚
でした。
何と、BSが通用しなかった結果となりました。
勝率が4分の1っていうのは想定外です。
ディーラーのアップカードが2よりも弱い数字だと、勝率もここまで悪くはなかったと思います。
でも、サンプル数がまだまだ少ないので、容易に結論づけるのは早すぎますね。
確率の精度を上げるために、さらにサンプル数を得る必要があります。
ディーラーのアップカード2って、強さで言えばミドル級なんですよね。
だからこそ、9をスプリットするか否かを迷ってしまうと思うのです。
個人的には、ちょっと手ごわい数字だと思っています。
10を2枚連続引けば、2+10+10=22バーストで、何だ弱いじゃないかって思いますが、このパターンはそんなに多くないように思います。
確率で言えば、31%×31%=約10%ですから・・・。
強いって感じるときは、Aが混じったときです。
2+Aと来たら、「まずい!」って思います。
実際、リアルカジノの場面で、「まずい!」って発しているプレイヤーを見たことがあります。
まずい理由は、ソフトの範囲でハンドが仕上がってしまう可能性が高まったからです。
※ソフトというのは、ソフトハンドのことで、A(エース)が混じったハンドのことです。
例えば、2+A+8なら、11ではなく、21となってしまいます。(ソフト21)
2+Aというパターンは少ないものの、2+3+Aとか、2+2+4+Aとか、とにかく、スモールカードが集団で出現する場合が結構あります。
こんなときは、10のカードは入っているのか?って疑う人も出てきます。
以上のことから、2はAが混じると強くなるので、ちょっと手ごわい数字だと僕は考えています。
だから、この場面で、9のスプリットはためらいますが、BSで推奨されているのであれば、遵守すべきかなと思います。
勝ちの流れを感じれば、ためらうこともないかもしれませんね。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約44%、チップの増減マイナス2枚
CASE2 ステイ
勝率約38%、チップの増減プラス1枚
勝率はスプリットの方が若干高いものの、チップの増減がパッとしない結果となりました。
以下のパターンはレアだと思いますが、こういうときに大勝利できるかどうかがチップの増減に大きく関わっているようです。
上のハンドはダブルからの21になり、これで負け無しが確定。
しかし、下のハンドはダブルが失敗してしまい、ディーラーのバースト願いに変わる。
虚しくも、ディーラーはバーストせず、トータルでプラスマイナスゼロというちょっとがっかりな結果に・・・。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス8枚
CASE2 ステイ
勝率約41%、チップの増減プラス1枚
個人的には、ディーラーのアップカードがローカードに対して9のスプリットは好きなパターンなので、結果がイマイチだったのが残念です。
ゲームの波が悪いと感じたときは、チップを減らさないため、ステイをするのが好ましいと思える結果でした。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約42%、チップの増減マイナス2枚
CASE2 ステイ
勝率80%、チップの増減プラス6枚
今回の10回分については、結果の違いが大きく表れました。
BSの方が悪い結果になるとは・・・。どうしてなんでしょうかね?
次のパターンはスプリットの成功例です。見事1勝ちで、ダブルウィンです!
次のパターンは、普通にステイした場合の成功例です。引く2枚のカードが10だと勝ちですね。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約38%、チップの増減マイナス10枚
CASE2 ステイ
勝率約63%、チップの増減プラス7枚
やはり、BSの方が良くないですね。
勝率5割以上だと思っていたんですが、データを眺めているうちに原因が分かったような気がします。
それは、9のスプリットはたいていの場合、ハンドが19止まりになってしまう。
ハンド19は4番目に強いハンドで、強さは微妙である。
そして、いつもハンド19になるわけではなく、むしろそれよりも弱いハンドになる場合が多い。
例えば、5や6などのミドルナンバーを引けば、ディーラーのアップカードは2なので、プレイヤーのハンドは14や15ではステイをしなければならない。
一方、ディーラーのアップカードの2はまあまあの強さで、ハンドが強くなるか弱くなるか想定しにくい。
ハンドが18以下かバーストなら、プレイヤーに軍配が上がりそうだが、ハンドが19~21になると、プレイヤーは勝ちにくい。
以上のことから、結果が振るわなかったのではないかと考えます。
9のスプリット、個人的には好きなんですけどね。
今回の結果から、ディーラーのアップカードが2の場合は、BS外しを視野に入れようと思いました。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約22%、チップの増減マイナス9枚
CASE2 ステイ
勝率80%、チップの増減プラス6枚
大差がありすぎですね!
こんなにも開くなんて・・・。
スプリットでこんなお得な勝ちパターンもあったのに。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス19枚
CASE2 ステイ
勝率約68%、チップの増減プラス13枚
トータルで見ても、大差がありますね。
スプリットでこんな惜しい負けパターンがありました。
もはや、のろわれている感じがします。
さらに正確なデータはこちらです。
nokkieblackjack.hatenablog.com