3のペア対ディーラー6
「このスプリットは稼ぎ時か?」
どうも、ノッキーです。
今回のブラックジャックの検証は、ディーラーのアップカードが6のときの3のペアについてです。
以前、同じ検証をしましたが、今回はデータの数を増やして、まとめに入ろうと思います。
ベーシックストラテジーでは、この場合、スプリットが推奨されています。
しかし、ハンド6としてふつうにヒットするプレイヤーもいます。
スプリットとヒットとでは、結果にどのくらいの違いが出るものなんでしょうか。
検証の動画は、ホールカードスタイルで行いました。
試行回数は20、視聴時間は15分くらいです。
[Blackjack Strategy] Two 3s vs Dealer’s 6
以前のものと合わせて、100のデータから結果を求めました。
勝率はもうちょっと高くなるのではないかと思っていましたが・・・。
3を分けて、次に9や10が出て、ハンド12や13でステイする流れが多かったことが影響しているのかもしれません。
2つの選択に、大差はないようです。
引き分けを除いた勝率は、
スプリットが46%、ヒットが48%でした。
チップの増減は、
スプリットが-11枚、ヒットが-4枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、BSに反して、ヒットする方が若干マシであるようです。
スプリットのメリットは、スプリット後のダブルのチャンスです。
3を分けて、6、7、8のいずれかを引けば好機到来です。
(ホールカードスタイルだと、ソフトハンドでのダブルもOKとしました。)
結構高い確率で、そのチャンスがやってきます。
次のグラフは、3単位勝ちの結果を示しています。
全100回のうち、31回が3単位の勝ち・負けとなり、そのうち16回が勝ちとなりました。
(内、2回は4単位勝ち)
ゲームの流れ次第って感じの結果なので、これぞまさにギャンブルですね。
検証結果から、2つの選択に大差はないので、流れが良いと感じたときは、ガンガン攻めるのも面白そうです。
今回はここまでです。
参考になれば、幸いです。
ベーシックストラテジークイズ第3回
どうも、ブラックジャックファンのノッキーです。
さて、今回はBSクイズです。
何問正解するか、やってみてください。
第1問 ディーラーのアップカードが9、プレイヤーのハンドが10のペアのとき、とるべき選択は?
① ステイ ② スプリット ③ サレンダー
正解は、①(ステイ)です。
③(サレンダー)して、ディーラーが21になれば、かなり格好いいですね。
10のペアは、どんな場合でも分けないのがBSです。
10のペアをハンド20として勝負したときの勝率はかなり高いですから。
nokkieblackjack.hatenablog.com
第2問 ディーラーのアップカードが10、プレイヤーのハンドが11のとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ダブル ③ サレンダー
正解は、②(ダブル)です。
③(サレンダー)を選ぶのは、予言者か酔っぱらいくらいじゃないかと思います。
ヨーロピアンノーホールカードのスタイルなら、ふつうにヒットしてもいいかもしれません。
ディーラーのハンドがBJなら、たとえダブルでハンド21になったとしても、2単位の負けですから。
オーストラリアは、この場合、オリジナルベットだけ没収されます。(良心的)
nokkieblackjack.hatenablog.com
第3問 ディーラーのアップカードが2、プレイヤーのハンドが6のペアのとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ステイ ③ スプリット
正解は、③(スプリット)です。
とは言っても、嫌々するスプリットではないでしょうか?
6を分けてどちらも10がきてハンド16になることが、想定されやすいですから。
どうしても嫌なら、ハンド12としてふつうにヒットするのもいいんじゃないでしょうか。
nokkieblackjack.hatenablog.com
第4問 ディーラーのアップカードが7、プレイヤーのハンドがソフト17(A&6)のとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ダブル ③ ステイ
正解は、①(ヒット)です。
ステイを選ぶプレイヤーも少なくないのではないでしょうか。
ヒットして変な数字(5~9)が出るのを避けたいと思っているのかもしれません。
しかし、おいしい数字(A~4)が出て、ハンド17よりも強くできる可能性もあります。
なので、BSではヒットなのでしょう。
nokkieblackjack.hatenablog.com
問題は以上です。
お疲れさまでした。
では、またの機会に。
嫌なプレイヤーの実例とその対策
どうも、ノッキーです。
リアルカジノのテーブルで、同席する他のプレイヤーで嫌な感じの人はいるものです。
同席していなくても、背後にいるバックベット主義の輩や見物人の中にも感じの悪い人はいます。
今日は、僕の過去の体験談をもとに、当時嫌だと思ったプレイヤーを何人か書き出します。
1人目 欧米人風、体型は太い、白いひげのおじさん
韓国のカジノで、立ちってプレー。
立ちっている位置はちょっと真ん中寄り。
両手をカジノテーブルに立てて、腕はピンと伸ばし、表情は険しい。
サードベースの方から2つのボックスを独占プレー。
ファーストベースのプレイヤーが、ディーラー6でハンド12でヒットしようとしたとき、
そのおじさん、「ステイ!ステイ!」と激怒&威嚇。
ファーストの人、自分は悪いことをしているのかと思ったような表情をして、ヒットをとりやめ、ステイを強いられる。
すると、結果はディーラー21。
もし、ファーストの人が攻撃を受けなければ、ディーラーはバーストでした。
あんなふうに、他のプレイヤーに決定を命令しているのを見るのは初めてでした。
幸い、僕は傍から見ていただけでしたが、カジノにはあんな悪党がいるんだとがっかりしました。
「BSではステイですよ。10が出る確率は結構高いですよ。」と1つの情報として教えてあげるのはOKですが、「ステイしろ!」って命令するのはNGですね。
もし、僕がそんな攻撃を受けたら、こんなふうに言い返そうかなと計画しています。
"This is not your hand, but mine." 「これは君のハンドではなく、僕のハンドですよ。」
すると、「ディーラー6なんだからハンド12はステイだろうが!」なんて感じで大きく指さして、反撃してくる可能性は高いでしょう。
それでも、
"This is NOT your hand, but mine."って1つ1つの語を強調して、同じことを言ってあげようと思います。
まるでお年寄りに分かりやすく伝える感じで。
かつ、冷静に。(これが大切)
相手が黙る(サレンダー)するまで、同じことを何度でも言おうと思います。
何か、3回目くらいのやりとりになると、笑いそうになってしまうかもしれません。アホらしくて。
これなら、無駄な神経を使わずに済みそうですし、相手の言動を観察して、それをブログに残せそうなので。
2人目、アジア系、30歳前後の地味な感じの女性、よくしゃべる
シドニーのカジノで、真ん中のボックスでプレー。
左右のプレイヤーに毎回のように、自分の戦略を押しつける。
おおよそBSでしたが、結果を見てゴチャゴチャ言うタイプ。
日本語だとこんな感じに聞こえました。
「ほーら、私がさっき忠告した通りでしょ。だから、ステイしなきゃだめよ。」
「どうして、そこはステイなの、あと1枚引きなさいよ。」
「あーあ、ダブルすればよかったじゃない!」
こんなのが延々と続いたのです。
運悪く、僕はファーストベースでプレーしていました。
もううっとうしくなってきて、「他のプレイヤーに文句を言うべきではないですよね。」って感じで話しかけると、案の定、「だって、ディーラー6はバーストするでしょ。だからステイでしょうよ!」って感じで激怒してきました。
「そんなこと、分かっとるわーい!」
これは心の中だけで言いました。
今なら、自分が別のテーブルに変わるだけで、そんなことを言って無駄なエネルギーは使わないのに・・・。
こういうプレイヤーは腐るほどいますから、相手にしないことがいちばんだと思います。
1人目と同様の対処をしてもいいかもしれませんが、敵の数が多い場合は撤退するのがベターではないでしょうか。
ひょっとしたら、そういうときは、自分がプレーを休憩するべきときなのかもしれません。
ここは、飲食や喫煙などで気分転換といきましょうか。
3人目、13億人の国のうちの2人、眼鏡の2人組の中年男性
ブリスベンのカジノでファーストベースから2つ分で、それぞれがプレー。
彼らのハンドは16、ディーラー10でステイ。
僕はサードベースでプレー。
そのテーブル、眼鏡2人と僕の3人。(僕も眼鏡でした・・・)
僕の番、確か、ハンド14~16くらいで、ヒットしたんです。
ヒットの合い図をディーラーに送った瞬間、「ピクチャー!ピクチャー!」ってその2人が声をそろえて叫ぶのです。
すると、彼らの思惑通りにピクチャーが出て、僕のハンドはバースト。
彼ら、「やったー!」って感じで喜び、ディーラーは10からローカードをはさんで、バースト。
彼ら2人は勝ち。
彼らの発言に僕はきれてしまいました。
まあ、すんなり謝ってきましたが、感じ悪くないですか?
今思えば、その2人、自分たちのことしか考えてなかったのでしょう。
他のプレイヤーのハンドなど、どうでもよかったのでしょう。
彼らの国民性を考慮すると、彼らにきれる自分がバカでした・・・。
自分の利益のためだけに生きている人たちだって割り切るべきでした。
今回は以上です。
次回は、良かったプレイヤーの実例を書きたいと思います。
長文読んでいただき、ありがとうございます。
戦略対戦(ビビり戦略vsディーラーを真似る戦略)
どうも、ノッキーです。
今回は、戦略対戦です。
次の2つの戦略のうち、どちらが勝ちやすいと思いますか?
東軍 ビビりの戦略(Coward Strategy)
1 ハンド12以上になれば、ディーラーのアップカードによらずステイする。
「バーストがこわい。」って泣いています。(汗)
2 ダブルやスプリットは一切しません。
「たくさん賭けるのこわい。」ってうじうじしています。
※先日の守りに徹する戦略(Defensive Strategy)と似ていますが、Defensiveは「サレンダー!」と堂々と叫びますが、Cowardにはそんなはっきりとした決定ができない点で違っています。
西軍 マネしいの戦略(Mimicry Strategy)
1 ハンド16以下では必ずヒットします。
2 ハンド17以上では必ずステイします。
※結局、ディーラーの戦略をマネているだけなのです。
どちらの戦略が有効なのかを、ホールカードスタイルで検証することにしました。
動画は、試行数25、時間数は10分くらいです。
興味があれば、どうぞ。
[BJ Strategy Match] Coward vs Mimicry
さらに、75のデータをとりました。
全100回分のデータから得た結果です。
負けない確率はおおよそ2分の1です。
特記すべきことは、バースト負けが一切ないことです。
ビビりのCowardとは対照的に、調子が悪いときはバーストしまくりでした。
その割には、勝率はまあまあ高くないですか?
引き分けを除いた勝率は、
Cowardが48%、Mimicryが56%でした。
チップの増減は、
Cowardが-3枚、Mimicryが+11枚でした。
まとめると、ディーラーのマネしいの方がビビりさんよりもベターです。
でも、ビビりの結果がそんなに悪いわけではなかったですが・・・。
ビビりは少し勇敢になれば、改善されるかもしれません。
例えば、ハンド12は目を瞑ってもらってヒットするとか。
いつか、成長して再登場するかもしれませんので、そのときは応援してあげましょう。
今回は以上です。
妄想話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
戦略を立てる手助けになれば、幸いです。
では、またの機会に。
戦略対戦(守り過ぎvs攻め過ぎ)
どうも、ノッキーです。
今回は、戦略対戦です。
1つは、守りに徹する戦略Defensive(ディフェンスィヴ)です。
① ハンド12以上になると、ディーラーのアップカードが2から6のときはステイ、7からエースのときはサレンダ―をする。
② ダブルやスプリットは一切しない。
もう1つは、攻めに徹する戦略Aggressive(アグレスィヴ)です。
① ハンド17までは、ディーラーのアップカードに関係なくヒットする。
② ダブルやスプリットは許される限り(最初の2枚が9,10,11のみ)行う。
DefensiveとAggressiveとでは、どちらが勝ちやすいと思いますか?
ホールカードスタイルで検証してみました。
試行回数は25回、動画の時間数は10分程度です。
興味があれば、どうぞ。
[Blackjack Experiment] Strategy Match (Defensive vs Aggressive)
動画を撮り終えたあと、さらに75回の試行を重ね、全100回分のデータから結果を出してみました。まずは、守りに徹するDefensiveの結果です。
やたらとサレンダーと叫ぶことになりました。
100回中、34回が「サレンダー!」ですから。
ハンド12対ディーラー7でも、「サレンダー。」ですから、笑ってしまいます。
しかし、笑ってはいけませんでした。
次のグラフからも分かるように、サレンダーの成功率がかなり良かったのです。
4回に3回は上手くいった!
笑うんじゃなくて、拍手するべきでした。
次に攻めに徹するAggressiveの結果です。
こちらは、一切サレンダーを口にしない代わりに、ディーラーエースでナインダブルをしたり、ディーラー10で3のスプリットをしたり、かなり無茶をすることで目立っていました。
結果はパッとせず・・・。
引き分けを除いた勝率は、
Defensiveが28%、Aggressiveが32%でした。
チップの増減は、
Defensiveが-49枚、Aggressiveが-63枚でした。
(ベット額:毎回2枚ずつ)
まとめると、どちらの戦略も勝つために有効とは言えません。
しかし、どこかを変えたら、改善されるかもしれません。
結局、いつサレンダーやダブル、スプリットをしたらいいのか、それが問題です。
やはり、BSがベストなのかもしれません。
今回は以上です。
参考になれば、幸いです。