1枚ずつ賭けるプレイヤー⑩
こんにちは、ブラックジャックファンのノッキーです。
寒い日が続きますね。防寒対策どうしてますか?
僕は、靴下を2枚はいています。
ときに、3枚も。1枚目は普通のソックス、2枚目以降はくるぶしソックスを装着します。
夏しかはけないと思っていたくるぶしソックスを有効活用できている気がします。
さて、毎回1枚ずつ賭けるフラットベット主義のミスターフラット(平さん)が10回戦進出となりました。
ついに、ここまで来たかって感じです。ベーシックストラテジー(BS)の素晴らしさを証明しているのかもしれません。
以下、実況動画です。
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 1枚ずつ賭けるプレイヤー⑩
今日は、実際のカジノで勝ったり負けたりするのがほぼ交互にくる状況について考えてみようと思います。
ギャンブルで一攫千金を目標にしているプレイヤーにとっては、苛立たせる状況かもしれませんが、カジノプログラムに参加しているプレイヤーにとっては、ちょっと嬉しい状況ではないでしょうか?
カジノプログラムというのは、フロントマネーを預ける代わりにVIP待遇が受けられるサービスです。
カジノによってしているところとそうでないところがあると思われますが、僕の知る限り、オーストラリアのいくつかのカジノではカジノプログラムがあります。
僕は、2006年にケアンズのリーフカジノで1回だけ参加したことがあります。
フロントマネーの額が5000豪ドル(40~50万円くらい)で、他のプログラムと比べて安くできたこともあり、思い切ってやってみました。
そのプログラムでは、プレーの実績によって待遇が受けられたのですが、例えば、毎回のゲームで50ドル以上賭ければ、その額の0.3%位?がキャッシュバックされるのです。
僕の場合は、現金ではなく、宿泊費3泊と食事を無料にしていただけました。
話を戻せば、勝ったり負けたりする状況がほぼ交互にくるということは、チップの増減がおだやかになります。
ゲームでは大きく勝つ状況ではないが、カジノプログラムに参加して条件のベットを満たすと、その状況が長引く分、キャッシュバックが受けられます。
だから、安心できる、いや、嬉しい状況と考えることもできます。
「大きく負けなければいいや。」っていう敷居の低い目標を持ってプレーした方が、得られる満足感の領域が大きくなる。
これは、最近の自論です。
ちょっと怖い9のスプリット
こんにちは、ノッキーです。
極寒が再到来ですね。
前回は確か、センター試験のあたりでした。
さっきも雪が降っていました。
どうりで室内が寒いと思ったら・・・・。
今日、安倍総理がトランプ大統領に会いに日本を発ちましたね。
外交、上手くいけばいいんですがね。
さてさて、今回はディーラーのアップカードが2のときのプレイヤー9のスプリットについて、検証してみます。
ベーシックストラテジー(BS)では、スプリットをすることになっていますが、実際はどうなんでしょうか?
ハンドが9+9=18ですから、無難に18でステイして勝負って考えるプレイヤーも結構いるのではないでしょうか?
何せ、ディーラーのアップカードが2ですからねえ。
検証動画では、次の2つのケースについて試してみました。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ステイ
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 9のスプリット(ディーラー2)
データをとって、勝率とチップの増減を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)の勝率は25%でマイナス6枚
CASE2のステイの勝率は約67%でプラス3枚
でした。
何と、BSが通用しなかった結果となりました。
勝率が4分の1っていうのは想定外です。
ディーラーのアップカードが2よりも弱い数字だと、勝率もここまで悪くはなかったと思います。
でも、サンプル数がまだまだ少ないので、容易に結論づけるのは早すぎますね。
確率の精度を上げるために、さらにサンプル数を得る必要があります。
ディーラーのアップカード2って、強さで言えばミドル級なんですよね。
だからこそ、9をスプリットするか否かを迷ってしまうと思うのです。
個人的には、ちょっと手ごわい数字だと思っています。
10を2枚連続引けば、2+10+10=22バーストで、何だ弱いじゃないかって思いますが、このパターンはそんなに多くないように思います。
確率で言えば、31%×31%=約10%ですから・・・。
強いって感じるときは、Aが混じったときです。
2+Aと来たら、「まずい!」って思います。
実際、リアルカジノの場面で、「まずい!」って発しているプレイヤーを見たことがあります。
まずい理由は、ソフトの範囲でハンドが仕上がってしまう可能性が高まったからです。
※ソフトというのは、ソフトハンドのことで、A(エース)が混じったハンドのことです。
例えば、2+A+8なら、11ではなく、21となってしまいます。(ソフト21)
2+Aというパターンは少ないものの、2+3+Aとか、2+2+4+Aとか、とにかく、スモールカードが集団で出現する場合が結構あります。
こんなときは、10のカードは入っているのか?って疑う人も出てきます。
以上のことから、2はAが混じると強くなるので、ちょっと手ごわい数字だと僕は考えています。
だから、この場面で、9のスプリットはためらいますが、BSで推奨されているのであれば、遵守すべきかなと思います。
勝ちの流れを感じれば、ためらうこともないかもしれませんね。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約44%、チップの増減マイナス2枚
CASE2 ステイ
勝率約38%、チップの増減プラス1枚
勝率はスプリットの方が若干高いものの、チップの増減がパッとしない結果となりました。
以下のパターンはレアだと思いますが、こういうときに大勝利できるかどうかがチップの増減に大きく関わっているようです。
上のハンドはダブルからの21になり、これで負け無しが確定。
しかし、下のハンドはダブルが失敗してしまい、ディーラーのバースト願いに変わる。
虚しくも、ディーラーはバーストせず、トータルでプラスマイナスゼロというちょっとがっかりな結果に・・・。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス8枚
CASE2 ステイ
勝率約41%、チップの増減プラス1枚
個人的には、ディーラーのアップカードがローカードに対して9のスプリットは好きなパターンなので、結果がイマイチだったのが残念です。
ゲームの波が悪いと感じたときは、チップを減らさないため、ステイをするのが好ましいと思える結果でした。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約42%、チップの増減マイナス2枚
CASE2 ステイ
勝率80%、チップの増減プラス6枚
今回の10回分については、結果の違いが大きく表れました。
BSの方が悪い結果になるとは・・・。どうしてなんでしょうかね?
次のパターンはスプリットの成功例です。見事1勝ちで、ダブルウィンです!
次のパターンは、普通にステイした場合の成功例です。引く2枚のカードが10だと勝ちですね。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約38%、チップの増減マイナス10枚
CASE2 ステイ
勝率約63%、チップの増減プラス7枚
やはり、BSの方が良くないですね。
勝率5割以上だと思っていたんですが、データを眺めているうちに原因が分かったような気がします。
それは、9のスプリットはたいていの場合、ハンドが19止まりになってしまう。
ハンド19は4番目に強いハンドで、強さは微妙である。
そして、いつもハンド19になるわけではなく、むしろそれよりも弱いハンドになる場合が多い。
例えば、5や6などのミドルナンバーを引けば、ディーラーのアップカードは2なので、プレイヤーのハンドは14や15ではステイをしなければならない。
一方、ディーラーのアップカードの2はまあまあの強さで、ハンドが強くなるか弱くなるか想定しにくい。
ハンドが18以下かバーストなら、プレイヤーに軍配が上がりそうだが、ハンドが19~21になると、プレイヤーは勝ちにくい。
以上のことから、結果が振るわなかったのではないかと考えます。
9のスプリット、個人的には好きなんですけどね。
今回の結果から、ディーラーのアップカードが2の場合は、BS外しを視野に入れようと思いました。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約22%、チップの増減マイナス9枚
CASE2 ステイ
勝率80%、チップの増減プラス6枚
大差がありすぎですね!
こんなにも開くなんて・・・。
スプリットでこんなお得な勝ちパターンもあったのに。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス19枚
CASE2 ステイ
勝率約68%、チップの増減プラス13枚
トータルで見ても、大差がありますね。
スプリットでこんな惜しい負けパターンがありました。
もはや、のろわれている感じがします。
さらに正確なデータはこちらです。
nokkieblackjack.hatenablog.com
1枚ずつ賭けるプレイヤー⑨
こんにちは、相変わらずブラックジャックファンのノッキーです。
最近、円高になってきていますね。
どうやら、トランプ大統領が円安をけん制したことがきっかけのようです。
円高は日本から海外に旅行する場合は喜ばしいですね。
それはさておき、ミスターフラットが9回戦進出となり、実況動画をアップロードしました。
彼はまだチップを所持しています。
最初に10枚から始めて、毎回のゲームでフラットベット、彼の場合は、1枚ずつ賭けます。
引き方のルールは、ベーシックストラテジー(BS)で行います。
多分、10回戦もあるでしょうね。
これがリアルマネーなら、長時間遊べて満足できることでしょう。
(勝ち負けを問題としないならば・・・)
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 1枚ずつ賭けるプレイヤー⑨
今日は、ダブルアップのチャンスについて考えてみようと思います。
オーストラリア式では、最初の2枚の合計が9、10、11のいずれかの場合、ダブルアップが認められています。
それはプレイヤーにとってワクワクするものです。
何せ、チップを2倍に増やせるチャンスなのですから。
そして、上手くいけば、短時間にチップが大きく増えます!
ダブルアップはどのくらいの頻度で来るものなのでしょうか?
10のカードの含有率が約31%であることを考えれば、実は、そんなに頻繁に来るものではないようです。
プレイヤーに配られる最初の2枚のうち、どちらかが10のカードであれば、ダブルアップのチャンスは無いのです。
その確率は、おおよそ48%もあります。つまり、2回に1回は阻止されるのです。
※48%になる計算式
69%×69%=47.61%
しかも、残りの約52%は必ずダブルアップのチャンスになるというわけではありません。
2枚の合計数は2~20とさまざまであり、そのうちの9、10、11のときのみに発生するというものです。
このことから、ダブルアップのチャンスはそう頻繁に起こるものではないと言えます。
理論上での確率が発散したとき、おそらく3回くらいは連続で起こってもおかしくはないと思います。
もし、3回連続でダブルアップのチャンスが来て、3回とも勝利すれば、チップは大幅に増えますね。
これがブラックジャックの勝ち方なのでしょうね。
恐怖とスリルのAのスプリット
こんにちは、ノッキーです。
先日来日したマティス国防長官、迫力がありましたね。
同盟国に何か危険が及べば、容赦なく反撃するという感じの言葉で、我々日本人はホッとされられますね。
まあ、この点だけで言えばなんですが・・・。
さて、今回はディーラーのアップカードがAのときのプレイヤーのAのスプリットの検証をします。
ふつうのAのスプリットだと、1種のチャンスと言えるのですが、ディーラーの1枚目がAのときは、チャンスというよりはピンチと言った方が正しいのかもしれません。
何せ、10のカードを引く確率が高いですから、ディーラーはBJになる可能性が結構あるからですよね。
かといってAAのハンドで普通にヒットするのも迷うところです。
検証動画では、次の2つのケースでデータをとってみます。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ヒット
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 Aのスプリット(ディーラーA)
データをとって、勝率とチップの増減を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)の勝率は25%でマイナス6枚
CASE2のヒットの勝率は約38%でマイナス2枚
でした。
勝率はどちらのケースも50%を下回り、パッとしない結果となりました。
よく考えてみれば、Aのスプリットは1枚しか引けないので、11ダブルと同じなんですね。
ディーラーのアップカードAは最強数なので、プレイヤーは結構ハンドを強くする必要が出ますが、1枚しか引けないのであれば、強くするための努力は不可能です。
遭遇を避けたいパターンですね。
確率の精度を上げるために、後日もっとサンプル数を増やしてデータを更新するつもりです。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率25%、チップの増減マイナス3枚
CASE2 ヒット
勝率40%、チップの増減マイナス2枚
チップの増減ではさほど変わりはないものの、勝率の開きが15%あるので、ここは普通にヒットでもいいのかもしれません。
この10回に関しては、ディーラーのBJに負けることが結構多かったです。
それも無理はないですね。
何せ、プレイヤーの21はBJに劣るのですから・・・。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率25%、チップの増減マイナス9枚
CASE2 ヒット
勝率約39%、チップの増減マイナス4枚
BS通りすると損をする確率、チップを失う確率ともにダメな結果となっています。
データ数が20ですから、確率が発散状態なのかもしれませんが・・・。
ディーラーのアップカードがAの場合は、普通にヒットして負けを小さくするか、サレンダーが可能ならばそれもいいのかもしれません。
僕はサレンダ―したくないですね。
何か、もったいない。
ハンドが16ならまだしも、A+Aハンドですからねえ。
全く、困りものです。
トリプルエースの状況って、波がおかしくなっているって疑いたくなりますね。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス4枚
CASE2 ヒット
勝率約11%、チップの増減マイナス7枚
ヒットの勝率が悪すぎますね。
1勝8敗1引き分けでした。
まあ、A+A=2又は12ですから、仕方ないですよね。
スプリットして、ディーラーがBJの場合、オリジナルベットオンリーのルールであれば、チップの増減がその分マシになります。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約27%、チップの増減マイナス13枚
CASE2 ヒット
勝率約26%、チップの増減マイナス11枚
どちらも酷い結果となりました。
大体、4回に3回は負けてしまう感じです。
ふつうにヒットするのは、やはり、もったいないし、つまらないですから、ここはBS通りスプリットして運だめしですね。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率40%、チップの増減マイナス4枚
CASE2 ヒット
勝率40%、チップの増減マイナス2枚
負けなければいいって感じのときに、こんな嬉しい場面も。
ディーラーAからバーストって珍しいですよね。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約31%、チップの増減マイナス17枚
CASE2 ヒット
勝率約30%、チップの増減マイナス13枚
40回のトータルでも、2つのケースにそんなに大差はありませんね。
両方ともゴミハンドなのに、ディーラーバーストってかなり運が強いです。
1枚ずつ賭けるプレイヤー⑧
こんにちは、ノッキーです。
今日は節分ですね。近所のスーパーでは、巻き寿司のコーナーが大変盛り上がっていました。僕は特選巻きとやらを購入しました。
貼っているシールが格好いい。
さて、ミスターフラット(平さん)が8回戦進出となりました。
平さんは、毎回のゲームで1枚ずつ賭けるフラットベット主義のブラックジャックプレイヤーです。最初の10枚から始めて、ここまで進むとは想定外でした・・・。
てっきり、3回戦くらいで敗退するんじゃないかって思ってました。
今回で敗退か!?
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 1枚ずつ賭けるプレイヤー⑧
今日は、ハンド12を考えてみます。
ハンドが12が好きなプレイヤーはいないですよね。
ベーシックストラテジー(BS)だと、ディーラーのアップカードが3,4,5,6のときはステイしますが、なぜなのでしょうか?
僕がブラックジャックを覚えたての頃は、ディーラーのアップカードなんて関係ないと思っていて、自分のハンドを強くすることばかり考えていました。
そして、バーストして負けることが多かったです。
12でヒットしてバーストになる最も多いケースは、10を引いて22になること。
理論上での確率だと、13分の4が10のカードなので、約31%がこのケースにあてはまります。これは、約3回に1回の割合で起こることで、少ないように思えて実は結構多いと感じるときがあるのです。
確率は理論上のものであって、実践上のものではありません。
たいていのカジノでは6~8組のトランプをシャッフルして配るので、10のカードがかたまることって結構あります。
例えば、8枚連続10が出たりします運の悪いときは、約31%のバースト率がその2倍以上に感じるときがあります。
以上の考えから、安易に12でヒットすると22でバーストして負け確定となってしまいます。
では、ディーラーのアップカードが3,4,5,6のとき、プレイヤーはなぜ12でステイするのでしょうか?
前述のとおり、10を引く確率は結構高い(理論・実践ともに)ことが分かりました。
ディーラーのアップカードが3,4,5,6だと、2枚目が10が出やすいことを考慮すると、2枚目オープンでディーラーは13,14,15,16となります。
これはディーラーに不利な状況を与えます。
というのも、3枚目はルール上引かなければならないからです。
さらに3枚目も10、あるいは大きい数が出れば、ディーラーはバーストし、プレイヤー12の勝利となります。
つまり、プレイヤーはディーラーがバーストして勝利を得るという考えをもつことが大切だと分かります。
実際のカジノで、上記の状況で12でヒットするプレイヤーは、同じテーブルで戦っているプレイヤーから非難されるかもしれません。
僕も、最初の頃は結構言われました・・・。
リアルマネーだと、真剣を通り越して殺気さえ感じるときもあります。
そんなときは、テーブルを変わった方がいいですね。