7のペア対ディーラー2
「分けた方がマシだろうな。」
どうも、ノッキーです。
そろそろ梅雨らしい天気になるらしいですね。
しかも、結構降るとのことですが・・・。
そんな天気は、家の値打ちが高まると思いませんか?
何か落ち着くんですよね。
それはさておき、今回のテーマは戦略についてです。
ディーラーのアップカードが2のときの7のペアなんですが、ベーシックストラテジーでは、この場合、スプリットが推奨されています。
あまり乗り気がしないスプリットというわけなのか、ハンド14としてステイを躊躇なくするプレイヤーも多いのではないでしょうか?
2つの選択で、結果にどの程度の違いが出るものなのかと思い、検証をすることにしました。
まずは、ノーホールカードスタイルで行いました。
最初の20回のデータ(動画分)だけで考えると、結果に差が出ました。
データ50回分の詳しい結果については、次のグラフを参照してください。
次に、ホールカードスタイルでやってみました。
今回の検証では、スタイルを分ける必要性はあまりないのですが・・・。
データ収集する立場から、単に気分転換という理由です。
[Blackjack Strategy] Two 7s vs Dealer’s 2
こちらは、最初の20回(動画分)だけでは、結果にあまり差が表れませんでした。
データ50回分の詳しい結果については、次のグラフを参照してください。
最後に、全100回分の結果を示したグラフです。
負ける確率は2分の1と、覚えやすいです。
特記するべきこととして、100回中11回が3単位以上の勝ちでした。
例えば、一方のハンドがスプリット後のダブルでの勝利、他方のハンドはふつうの勝利。
1回だけ4単位の勝ちがありました。
7のペアをステイするということは、言い換えると、ハンド14のステイということです。
つまり、上のグラフは、ハンド14対ディーラー2のステイの結果も示しています。
約3分の2が負けなんですね。
全100回分から、引き分けを除いた勝率は、スプリットが45%、ステイが34%でした。
また、チップの増減は、スプリットが-3枚、ステイが-32枚でした。(大差!!)
BS通りにスプリットした方がベターであるようです。
今回は以上です。
役立てば幸いです。
1000字以内で収まりました。(珍)
それでは、またの機会に。
お疲れさまでした。
段階式マーチンゲール法、いよいよフィナーレ。
どうも、ノッキーです。
れいのブラックジャックの賭け方、今回で検証終了です。
『段階式マーチンゲール法セカンドヴァージョン』と打つのも今回で最後です。
初めての方は、こちらの記事に概要があります。
nokkieblackjack.hatenablog.com
いやあ~長い名前にしてしまったものです。
段マーⅡとか、短縮してもよかったです。
結論から書きますと、今回は、バンクロールを2倍にするという目標は達成できませんでした。
天井は1.7倍でした。
以下、全シュー分の結果をまとめた、簡素な表でございます。
シュー | スタート | エンド | 増減($) |
1 | 3000 | 3025 | 25 |
2 | 3025 | 3650 | 625 |
3 | 3650 | 3800 | 150 |
4 | 3800 | 3825 | 25 |
5 | 3825 | 3900 | 75 |
6 | 3900 | 4300 | 400 |
7 | 4300 | 4400 | 100 |
8 | 4400 | 4750 | 350 |
9 | 4750 | 4775 | 25 |
10 | 4775 | 5125 | 350 |
11 | 5125 | 5025 | -100 |
12 | 5025 | 4650 | -375 |
13 | 4650 | 5250 | 600 |
14 | 5250 | 4700 | -550 |
15 | 4700 | 4400 | -300 |
16 | 4400 | 4200 | -200 |
17 | 4200 | ? | ? |
18 | ? | ? | ? |
ラストの5シュー分はすべてマイナス。
大暴落となってしまいました。
次は、簡素な折れ線グラフでございます。
後半の暴落ぶりが、視覚的にとらえやすいと思います。
マーチンゲール法って、増えるときはじわじわと増え、減るときは短期間で大きく減る特徴がありますが、グラフから、まさにその特徴があてはまっていると言えます。
スタートアップケースのチップが無くなった時点(18シュー目)でのアーニングケースのチップはこれだけありました。
2775ドルでした。
つまり、最初のバンクロール3000ドルと比べると、225ドルの損失です。
18シュー(500~600戦)もプレーできて、日本円で25000円程度の損失で済んだので、悪くない結果だと僕は思います。
これなら、カジノプログラムに参加すれば、コンプで損失をカバーできるかもしれません。
ベット額が50~150ドルですから、結構期待できるんじゃないでしょうか。
たらればを言えば、資産が5000ドルに達っしたときにやめていれば、2000ドルの利得でした。(今のレートだと、日本円で22万円くらい)
1回分の検証だけでは、悪くない結果だと明確に結論づけることはできませんが、悪くなさそうだとは言えます。
感情的になって大きく負ける、しかも短期間で退場させられる、なんて最悪のシナリオを考えれば、良さそうな賭け方ではないでしょうか。
あっ!1回分の検証じゃなかったです。
英語チャンネルの方で、ホールカードのスタイルでも行ったんでした。
こちらの結果も、以下、同様に示します。
結論から入ると、こちらもバンクロールを2倍にすることはできませんでした。
「ダメじゃん!」
天井は1.68倍(細かっ!)でした。
次に資産の推移を示したグラフです。
こちらも、前半はじり高でしたが、後半は急落しました。
マーチンゲール法の特徴が、やはり表れています。
しかも、天井が5000ドルくらいになるとは・・・。
こちらは、375ドルの損失でした。(3000→2625、全22シュー)
最後に、両方の検証結果から言えることをまとめます。
★バンクロールの約1.7倍が天井である。
★増えるときはゆっくりと増え、減るときは急に減る。
★実現可能な利得に対して、損失をかなり小さく抑えられる。
(2000ドルの利得に対して、損失額は200~400ドル程度)
もっと試行回数を増やして、明確な答えがほしいところです。
ひとりで行うのは骨が折れそうになるし、時間も要します。
皆さん、よかったら、オンラインカジノのデモプレーとかで試してみてもらえませんか?
そして、どんな結果になったのかを教えてもえらえれば、助かります。
ベーシックストラテジークイズ第2回
どうも、ブラックジャックファンのノッキーです。
最近はブログを改善するのに力を注いでいました。
ブログを閲覧する立場になったとき、見やすさや読みやすさ、操作のしやすさなどが大切だと実感します。
僕はまだまだ初心者なので、勉強することばかりですが、今のところ、楽しくやれています。
htmlの知識なんて、ほとんどありませんが、やる気さえあれば何とかできるものなんですね。
ようやく、簡素な目次ができました。
記事が30を超えたくらいのときに、作っておくべきでした。
さて、今回はBSクイズです。
何問正解するか、やってみてください。
第1問 ディーラーのアップカードが7、プレイヤーのハンドが16のとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ステイ ③ インシュアランス
正解は、①(ヒット)です。
③(インシュアランス)は論外ですね。
言ったら、ディーラーどんな反応するんでしょうね。
これは賛否両論あるかもしれません。
中国系プレイヤーは、たいていステイを選ぶのではないでしょうか。
僕はヒット派です。
2や3でも引けたら、勝率大幅アップしますから。
nokkieblackjack.hatenablog.com
第2問 ディーラーのアップカードが5、プレイヤーのハンドが4のペアのとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ダブル ③ スプリット
正解は、③(スプリット)です。
これは、ヒットするプレイヤーは多いのではないでしょうか?
でも、BSではスプリットなんですよね。
検証して分かったのは、2単位以上得られるビッグチャンスだということです。
第3問 ディーラーのアップカードが2、プレイヤーのハンドが16のとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ステイ ③ サレンダー
正解は、②(ステイ)です。
これは、中級レベル以上のプレイヤーは100%ステイするでしょう。
言い換えると、ヒットするプレイヤーは初心者の可能性大です。
ディーラー2~6のとき、プレイヤー14以上は必ずステイですね。
(ディーラー3~6なら、プレイヤーは12以上は必ずステイです。)
第4問 ディーラーのアップカードが6、プレイヤーのハンドが5のペアのとき、とるべき選択は?
① ヒット ② ダブル ③ スプリット
正解は、②(ダブル)です。
5のペアだからというよりはハンド10なので、ダブルですね。
ディーラー6は最弱数なので、強気になれます。
でも、ダメだったときのショックは大きいでしょう。
検証結果で、スプリットの結果も意外と良かったんですよね。
でも、やらないかな。
やるなら、他のプレイヤーが居ないときにやろうかな。
nokkieblackjack.hatenablog.com
問題は以上です。
お疲れさまでした。
ネタが尽きるまで、このクイズやってみようと思います。
では、またの機会に。
ソフト17対ディーラー7
BSではヒットだが・・・。
どうも、BJ研究の進化中にいるノッキーです。
先日、カードシャッフラーをネットで購入したんです。
6組のトランプをシャッフルできて、便利だなあと思って。
でも、残念なことに、不良品で返品しました。(泣)
値段は3000円、単2電池が4つ必要でした。
懲りずに再購入するかもしれません。
購入済みの電池が待っている。
ハンドシャッフルは疲れてきました~。
それに、リアルカジノでは今の時代、専ら機械シャッフルですからねえ。
もっと高価で、一般にはなかなか手に入らないものだと思い込んでいました。
リアルカジノにある、黒くて中が見えないやつをイメージしていました。
ディーラーが修理中、ちょっと中をのぞいたら、10~15くらいの仕切りのそれぞれにカードが入っていて、ぐるぐると回転しながらシャッフル、まるで暗黒の観覧車のようでした。
万が一、カジノ事業に携わる親切な社員が中古を譲ってくれたら、それをどこに配置したらいいのかなんて、ちょっと妄想していました。
バカ言うのはそろそろやめて、本題に入ります。
今回は、ブラックジャックの戦略についてです。
ディーラーのアップカードが7のときのソフト17、ベーシックストラテジー(BS)ではヒットが推奨されています。
※ソフト17とは、エース&6のペアをそう呼びます。
この状況で、僕はいつもヒットを選択してきました。
しかし、友人はこう言っていました。
「どうせ、ヒットしても10が出て17だろ? だったら、ステイして引き分けでいいんだ。」って。
確かに、一理あると思ったのですが、ソフト17でステイって、もったいないと思いませんか?
何しろ、ヒットして4以下の数字が引けたら、ハンドを強くできるんですから。
しかし、5以上9以下の数字を引くと、その後苦労を強いられます。
実際のところ、どちらが勝つのに有効なんでしょうか?
そんな疑問を解消するために、実践テストを行うことにしました。
まずは、ヨーロピアンノーホールカードスタイルで20回行いました。
[ブラックジャックの戦略]ヒットはステイよりもベター?(ソフト17対ディーラー7)
次に、ホールカードスタイルで20回行いました。
[Blackjack Strategy] Is hit better than stay? (soft 17 vs Dealer’s 7)
全40回のデータから、引き分けを除いた勝率を算出しました。
ヒットは約36%、ステイは約56%でした。
何と、ステイが20%も上回りました!
これには驚きました。
さらに、60回のデータをとり、全100回分の勝率を計算しました。(引き分けを除く)
ヒットは約43%、ステイは約47%でした。
勝率に大差は無くなりました。
やはり、試行回数を増やすことが重要です。
100回が多いか少ないかは別として、40回と比べると、信頼のある結果が得られます。
最後に、引き分けを考慮したときの結果を、円グラフで示します。
ヒットすると、2分の1の確率で負けるということですね。
覚えやすいです。
引き分けの割合が高いことが、一目瞭然ですね。
ディーラー7は、やはり、ハンド17になりやすいことを裏付けています。
検証結果から、ステイすることも視野に入れなければいけないようです。
自分が引くカードが5~9だと予測できたら、ステイしてみようかなと思います。
どう予測するのか?
僕の場合、既に出たカードを参考に決めます。
人によりますが、出ていないから、そろそろ出やがると推測するのか、出ていないから、しばらく出ないと推測するのか・・・。
例えば、過去3枚が10、10、Aなら、まだその流れは続く感じがします。
逆に、7、6、9なら、次も5~9あたりが出そうな予感がします。
これも、自分の戦略の1つなので、明確にしておいた方がよさそうです。
結果がどうであれ、冷静にプレーするために。
本日は以上です。
参考になれば、幸いです。
目を通していただき、ありがとうございます。
守りに徹する戦略vs基本戦略
どうも、ブラックジャックファンのノッキーです。
本日6月12日は僕にとって、記念日なんです。
そんな特別な日には、何か真新しいことをしたいといつも考えてしまいます。
とりあえず、動画のサムネイルを変えてみました。
と言っても、テキストの部分だけですが・・・。
他は、必要に応じてこれから少しずつ変えていこうと思います。
では、前置きが長くなる前に、本題に移ります。
今回は、戦略についてです。
ベーシックストラテジー(BS)の有効性を調べるために、別の戦略と対戦をしてみようと思います。
と言っても、1カ月くらい前、BSと4種類の戦略との対戦を終えています。
※以下、それぞれをクリックすると、関連記事にジャンプします。
① ディーラーの戦略 vs BS
nokkieblackjack.hatenablog.com
② 欲張りな戦略 vs BS
nokkieblackjack.hatenablog.com
③ 臆病者の戦略 vs BS
nokkieblackjack.hatenablog.com
④
nokkieblackjack.hatenablog.com
今回は、Defensive(守りの戦略) vs BSです。
Defensive(ディフェンスィヴ)とは、「防御の、守りの」という意味で、名前のとおり、守りを重視した戦略です。
以下、その戦略の概要です。
1 ディーラーのアップカードが2~6のとき、ハンド12以上では必ずステイする。
2 ディーラーのアップカードが7~エースのとき、ハンド12~16では必ずサレンダーをする。
3 ダブルとスプリットは一切しない。
ということは、Mr. Defensiveは絶対にバースト負けしないということです。
逆に言えば、ヒットしてハンドを強くする機会がかなり減ってしまうということです。
果たして、Mr. BSとの対戦は、どんなふうにゲームが進んでいくのでしょうか。
まずは、ノーホールカードスタイルで実践テストを行いました。
試行回数は20回です。
[ブラックジャックの戦略対決]Defensive vs BS
次に、ホールカードスタイルです。
同じく、試行回数は20回です。
[Blackjack Experiment] Strategy Match (Defensive vs BS)
全40回のデータを集計すると、以下の結果が得られました。
Defensiveの勝率は約42%、BSの勝率も約42%。(引き分け除く)
引き分けを考慮したときの結果は、次のグラフに示されています。
また、チップの増減は、
Defensiveが+2枚(40→42)、BSが-6枚(40→34)でした。
この40回に関しては、意外にも、BSの方がダメでした。
もっと試行回数を増やさないと、データの信頼性は上がらないですね。
データを増やしたことで、結果に変動があれば、追記しようと思います。
もともと、当ブログの運営を始めた頃、僕はサレンダーをしない派だと言っていました。
しかし、得られたデータで明らかにサレンダーが有効だと判断した場合は、その考えを覆さなければならないでしょう。
今回のデータで、覆すか否かを考えるのは、時期尚早です。
今回は、いつもよりも控えめの内容で終わっておきます。
目を通していただき、ありがとうございます。
追記
早速、データを100まで増やしました。
意外と手間はかかりませんでした。
では、100回分のデータを集計すると、
Defensiveの勝率は約36%、BSの勝率は約42%と、BSが6%程上回りました。(引き分け除く)
引き分けを考慮したときの結果は、次の円グラフで示したとおりです。
また、チップの増減は、
Defensiveがマイナス13枚(100→87)、BSがマイナス17枚(100→83)でした。
どちらがベターなのか、一言では結論づけられないようです。
特記すべきことは、サレンダー34回のうち26回も成功(選んで正解)だったということです。
これは、約76%の成功率と表せます。
場合により、サレンダーはすべき選択のようです。
それをいつするのかが問題で、それをどう研究するのかが今後の課題です。
伏せられた次のカードをおおよそ予測することが、プレーをさらに面白くするかもしれません。