1ボックスvs2ボックス
「1箇所で勝負か、2箇所で勝負か、どちらが有利?」
どうも、ブラックジャックファンのノッキーです。
ボックスマッチと題して、新たな検証をしました。
BJプレイヤーなら、1箇所だけでなく、2箇所でも勝負したことあるんじゃないでしょうか?
結局、どちらが勝つのに適しているんでしょうか。
検証でのプレイヤーはベーシックストラテジー(BS)遵守です。
1箇所賭けで2単位賭ける場合と、2箇所賭けで1単位賭ける場合を行います。
試行回数は100ですが、最初の15回は検証動画として残しました。
1-BOX,2-unit vs 2-BOX,1-unit (Blackjack)
100のデータから得た結果です。
ちょうど2回に1回は敗北です。
BS通りプレーしたにもかかわらず、ちょっと悪い結果じゃないでしょうか。
確率の偏りが出たと思われます。
引き分けは多くなることは予測できますが、意外にも勝率が高めだと思いませんか?
※Tieには、一方が勝ち、他方が負けになり相殺される引き分けが多く含まれています。
引き分けを除いた勝率は、
1ボックスが45%、2ボックスが51%でした。
チップの増減は、
1ボックスが-17枚、2ボックスが+12枚でした。
まとめると、2ボックスの方が好ましいです。
検証中、2ボックス使用での大勝利がありました。
まず、左側がスプリットになり、さらにその一方がダブル。
これで3単位賭けになりました。
次に、右側はダブルになり、2単位賭けになりました。
結果、5単位賭けとなり、ディーラーバーストにより5単位勝ちとなりました。
これはレアパターンかつ、至福の時ですね。
もし、長時間プレーをする場合は、今回の検証結果から、2ボックスがいいかもしれません。
さらに、コンプも期待できそうです。
カードカウンティング1ボックス+5で5倍賭け
「映画のように成功するのか!?」
どうも、ノッキーです。
今回、ユーチューブの視聴者からリクエストをいただき、BJ界では有名なカードカウンティングの検証を行いました。
nokkieblackjack.hatenablog.com
初めて知る人のために、概要を説明します。
カードに特有の値があります。
2,3,4,5,6のカードは+1、
7,8,9のカードは0、
10、J,Q,K,Aのカードは-1となっています。
それで、テーブルに配られるカードを順番に足し算していきます。
その結果、プラスの値が大きくなれば、ベット額を増やすというものです。
どうしてベット額を増やすのか?
それは、プラスの値が大きいということは、すでに2~6のカードがたくさん出た後だからです。
言いかえると、次に弱いカードは出にくく、強いカードが出やすくなっていると考えるのです。
狙いどおりだと、プレイヤーに不利な12~16のハンドがくる可能性は低くなり、20やBJなどの強いハンドがくる可能性は高まります。
自論ですが、それはディーラーにも同じように起こるから、カードカウンティングに意味があるのかは懐疑的です。
だから、検証をしてみようと思いました。
今回の検証では、値が+5以上になったら、通常のベット額の5倍を賭けます。
この例では、カウンティングすると、プレイヤーから1,2,3,4,4,5,5となります。
次の回では、強いカードが出ると考え、大きく賭けるのです。
プレイヤーは最初に120枚を所有し、通常は2枚賭けです。
また、戦略はベーシックストラテジー(BS)です。
6組のトランプを約6割使用します。
スタイルは、ホールカード、ダブルは9,10,11、スプリットは最大3回まで。
まずは、1シュー目。検証動画の視聴時間は15分くらいです。
If +5, bet 5 times. Part 1 (Card Counting)
続いて、2シュー目です。視聴時間は10分くらいです。
If +5, bet 5 times. Part 2 (Card Counting)
もし、リアルカジノでカードカウンティングをしようと思っているのなら、練習しまくらないときついと思います。
結構、計算ミスをしてしまい、撮り直しをしました。
これがスムーズに出来る人って、頭いいんでしょうね。
映画では、仲間と連携プレーをしていましたから、一人でするのは難しいのでしょう。
まだ、2シュー目が終わったばかりです。
ここから、どうゲームが展開していくのか楽しみです。
今回はここまでとします。
楽しんでいただければ、幸いです。
いつも応援ありがとうございます。
追記
パート3と題して、続きをやってみました。
視聴時間は約10分です。
[BJ Card Counting] Bet 5 times if +5. 1-BOX Part03
カードカウンティングか~
どうも、ちょっと久しぶりにブログ更新する、ノッキーです。
ユーチューブの英語チャンネルの方で、リクエストがきました。
サンキュー、ポール。それで、
「カードカウンティングのビデオをつくれるか?」って?
最初に僕が思ったことは、
「カードカウンティングが有効なカジノってあるのか?」でした。
※僕の英語チャンネルの名前、最近Card Game Experimentに変更しました。
(ブラックジャック以外にも、カードゲームの検証を始めたんです。)
僕「面白そうだね。ハンドシャッフルのブラックジャックテーブルってあるの?たいていのカジノではシャッフルマシーンを使っていると思うんだけど。その場合だと、カードカウンティングは意味無いんじゃない?」
ポール、じゃないんかい!Joseってポールの友達か??
Jose「ハンドシャッフルでしてくれるカジノはいっぱいある。実際、オレがやっているテーブルはハンドシャッフルだけなんだ。」
僕「情報、どうも。じゃあ、何組のトランプを使っているか知ってる?」
Jose「ここメキシコのカジノではふつうは6組。オレが行ったことのある米国のカジノでも6組だ。」
ここで、Joseがメキシコ人であるようだと分かりました。
おそらく、ポールも。
まだ、ハンドシャッフルのテーブルってあるんですね。
彼らの情報に偽りが無ければ・・・。
コメントを読んでいたとき、僕は検証をするつもりはなかったのですが、初めてのリクエストだし、ちょっと興味が湧いてきたので、
「わかった。その検証やるかどうか考えてみるよ。うーん、スペースがなあ、・・・狭いなあ。それと、カウントする練習しないと。あまり過度に期待しないでくれよ。」
って感じで返しました。
映画の青年のようには、絶対にカウント出来ないだろうけど、ゆっくりならできるかもしれないと思い、すぐに行動に移しました。
最初は、1ボックスでディーラーと1対1の設定で行いました。
ゲーム1回ごとに録画を停め、あとで合成する方法をとることにしました。
っていうか、最近は専らそのようにしています。
検証の内容は、後日別記事にしようと思っています。
今回は雑談の回ですので。
検証中に思ったことは、英語だとプラス1やマイナス2と言わないことです。
+1はポジティプワン、-2はネガティブトゥーって言わないといけないんですね。
だから、慣れるまでは「プ、ポジティブワン」とか「マ、ネガティブトゥー」とか言ってしまいました。
あと、negativeのアクセントは、正しくは第1音節ですが、僕の癖なのか、ときどき第2音節で言ってしまっています。
まあ、視聴者からすれば、そんなことはどうでもよかったりしますね。
大切なのは、間違えずにすることですね。
心が折れそうになったのは、検証が終わって動画の最終チェックをするときに、計算ミスに気づいたときでした。
「も~う!何してるんだよ!アホや!」って自分にキレても仕方ないですがね・・・。
結局、やり直しです。
カードカウンティングとふつうのハンドの計算を両方するのは、かなりしんどかったです。
いつもは検証中に、「イレブンダブル」とか「スプリティング」と言っていますが、カウント数を忘れそうになったので、無言でやっていました。
カードカウンティングの検証、結構嵌る感じです。
とりあえず、1ボックスと2ボックスの2つのバージョンを並行していくつもりです。
それでは詳しくは、別記事にて。
今回はここまでにします。
読んでいただき、ありがとうございます。
8のペア対ディーラー2
「このスプリット、胸騒ぎがする・・・。」
どうも、ノッキーです。
今回のブラックジャックの検証は、ディーラーのアップカードが2のときの8のペアについてです。
ベーシックストラテジーでは、この場合、スプリットが推奨されています。
しかし、ハンド16としてステイするプレイヤーもいます。
この状況で、僕はいつもスプリットしてきました。
しかし、対2ですから、強気でやれませんでした。
特に、大きく賭けているときは躊躇します。
スプリットとステイとでは、結果はそれぞれどんな感じになるのでしょうか?
ということで、いつもの検証です。
100データとることが、今や当たり前となっています。
精度を求めるのなら、やはり、条件は合わせるべきですね。
検証動画は20シーンをセレクト、視聴時間は15分くらいです。
“Split two 8s against Dealer’s 2.” says BS.
では、100のデータから得た結果です。
コメントしづらい結果となりました。
予想どおりって感じですかねえ。
こちらの結果はまあまあですね。
ハンド16対ディーラー2の結果にもなっています。
引き分けを除いた勝率は、
スプリットが45%、ステイが44%でした。
チップの増減は、
スプリットが-19枚、ステイが-12枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
どちらがベターなのかはっきりしない結果となってしまいました。
結局、次のカードの数字を予測したり、自分のその時の直感で行うしかないのでしょうか。
しかし、スプリットには魅力があります。
それは、スプリット後のダブルのチャンスです。
8を分けて、2か3のいずれかを引けばチャンス到来です。
そのチャンスはプレイヤーに有利なのでしょうか?
次のグラフは、3単位勝ちの勝敗の率を示しています。
全100回のうち、23回が3単位のチャンスとなり、そのうち11回が勝ちとなりました。
※ここでは、3単位全て勝ち、全て負けのみをカウントしています。(過去の記事分も)
その内、2回は4単位勝ちでした。
逆に、4単位負けは1回もありませんでした。
試行回数100での結果です。
この結果からは、対2での8のスプリットは強くおススメはできないですね。
今回はここまでです。
参考になれば、幸いです。
戦略対戦(15で降参vs欲張りvsBS)
「15でサレンダー戦略が参戦!」
どうも、ノッキーです。
ブラックジャックのベーシックストラテジー(BS)の有効性について、別の2つの戦略と比較する検証の第3弾です。
1つ目の戦略 Fif-Surre Strategy(15で降参の戦略)
特徴① ハンド14以下では、必ずヒットする。
特徴② ハンド15と16では、必ずサレンダーする。
特徴③ ハンド17以上では、必ずステイする。
特徴④ ダブルはスプリットはいっさいしない。
2つ目の戦略 Greedy Strategy(欲張りの戦略)
特徴① ダブルやスプリットは可能な限り行う。
特徴② 基本的にはBSを遵守する。
3つ目の戦略 Basic Strategy(BS)
一般的に知られている、6デック用の戦略です。
検証動画では、全シーンから20をセレクトしました。
(前半ホールカード、後半ノーホールカード)
視聴時間数は15分くらいです。
Is BS the best strategy to win? (Part 03)
全100のデータからの結果です。
15と16では、ディーラーのアップカードによらずサレンダーというのは問題ありのようです。
ディーラーがバーストすることで勝てる試合を逃してしまっていることが最大の問題点だと、検証中に思いました。
逆に、対6なのにハンド15でサレンダーした結果、それが正しかった場合は、格好良い防御プレイヤーと呼ばれるかもしれません。
まあ、そんな称号、要らないですかねえ。
このグラフは、サレンダーの成功率を示しています。
この戦略のプレイヤー、100回中28回も、「サレンダー!」と叫ばなければなりませんでした。
28回中18回(約64%)、サレンダーは上手くいきました。
この数字を高評価するまでとはならないでしょう。
いつでもダブルやスプリットをするのは無謀でしょうが、結果はそんなに悪くなりませんでした。
対10で2のスプリットで勝つとか、笑わせてくれる戦略です。
早く勝敗をつけたい場合は、お勧めの戦略なのかもしれません。
今回の対戦の結果が、過去3回のBSだけで比べてみて一番悪かったです。
まあ、誤差がありますから、こんなときもあるのでしょう。
ただ、勝率が欲張り戦略とほぼ同じってのが気になります。
欲張りが上なのか、BSが下なのか?
引き分けを除いた勝率は、
15で降参が33%、欲張りが45%、BSが44%でした。
チップの増減は、
15で降参が-35枚、欲張りが-13枚、BSが-15枚でした。
(ベット額は毎回2枚ずつ)
まとめると、欲張り戦略が一番有効だと言えます。
しかしながら、BSとの差は僅かです。
欲張り戦略、ここだという場面でたまにやってみるのもいいかもしれません。
今回は以上です。
戦略を立てる参考になれば、幸いです。