エイトダブル、したことありますか?
どうも、カジノの方のブラックジャックファンのノッキーです。
アニメの方ではありません。
ブラックジャックって検索すると、たいていアニメの方が上位にくるようです。
それだけ知名度の高いアニメなんでしょうね。
読んでみたら、面白そうです。
カジノのブラックジャックも面白いです。
最初知ったのは、幼少の頃で、そのときはルールが適当でした。
18でヒットしたり、22以上でも21に近い方が勝ちとか・・・。
子供ならではのルールでした。
大人になってからオーストラリアの留学をきっかけに、本場のルールを知りました。
その頃は、14でステイするとか、意味不明でした。
21に近づけないといけないゲームだって思い込んでいたのです。
また前置きが長くなりそうなので、本題に入ります。
今回は、ディーラーのアップカードが6のときのハンド8についてです。
そんなの実践テストをするまでもないって、最初は論外だと思い込んでいましたが、ふとあるプレイヤーを思い出したのです。
そのプレイヤーは中国系の中年男性で、ディーラー10相手にエイトダブルをしたのです。
ディーラーが、「本当によろしいですか?」という感じで確認していましたが、そのプレイヤーは余裕の表情で「オッケー、オッケー。」と返していました。
結果は、そのプレイヤーの負け。
なぜか、そのプレイヤー、笑っていました。
周りのプレイヤーの方が残念がっていたような・・・。
そりゃ、勝率低いでしょうね。
負けるためにしたようなものです。
やけをおこしていたのでしょうか?
それとも、ある戦略があったのでしょうか?
そんなことを思い出していると、ディーラーのアップカードが最弱の6の場合なら、エイトダブルはどの程度有効なのかが知りたくなりました。
単純に考えて、プレイヤー8ってことはディーラー6よりも2点勝ちの状態からのスタートです。
これは、プレイヤー11対ディーラー9と同じ感覚です。
でも、これは浅はかな考えで、イレブンダブルはハンド21をつくる可能性が30%くらいあるのに対して、エイトダブルの場合は0%です。
それでは、まずは、ホールカードスタイルでの実践テストを行いました。
ベーシックストラテジー通りにヒットする場合と、ダブルする場合を、交互に20回行いました。
果たして、結果にどのくらいの違いが出てくると思いますか?
※こちらのスタイルは、今後毎回のように海外向けでつくる予定です。
[Blackjack Strategy] Is 8-double bad? (8 vs Dealer’s 6)
驚いたことに、2つの選択の結果に大差はありませんでした。
やはり、ディーラー6は弱いってことを示唆しているのでしょうか。
それなら、セブンダブルでも同じような結果が出るかもしれません。
今のところ、それはしないですが。
続いて、ヨーロピアンスタイル(ノーホールカード)でやってみました。
厳しい方のルールですが、今回の状況では、全然厳しくないですね。
こちらも試行回数20回です。
[ブラックジャックの攻略]エイトダブルは悪いのか?(8対ディーラー6)
こちらのスタイルでは、BS通りにヒットした方が、やはりベターな結果となりました。
トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
ヒットの勝率(引き分け除く)は約51%、チップの増減はプラス1枚(40→41)
次のグラフは、引き分けを考慮したときの勝率を示しています。
ダブルの勝率(引き分け除く)は約44%、チップの増減はマイナス10枚(40→30)
そして、引き分けを考慮した勝率は以下のグラフのとおりです。
思ったほど、ダブルの勝率は悪くないですねえ。
8のスプリット対ディーラーエースよりは、ずいぶんマシだと言えます。
いざ、「記念に、1回だけエイトダブルをしよう!」って前もって意気込んでいても、勝負するカジノのルールで、認められていないときがあります。
認められたとして、どんなときにするのか?
例えば、ダブルすることによって半端のチップが役に立つときが挙げられます。
530ドル持っていて、15ドル賭けていたら、負ければ515ドルなります。
そんなとき、ダブルすれば、負けたら500ドルときりがよくなります。
逆に、勝てば545ドルになるのが、ダブルすれば560ドルになり、この場合もややきりがよくなります。
5のスプリットをすることを考えればできそうですが、エイトダブルで2だけは引くのを避けたいですねえ。
実践テストで、その状況を見ましたが、何とも恥ずかしいです。
ナインダブルで2を引くのは慣れているのですが・・・。
今回は以上です。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
また、近いうちに。