基本ルール(オーストラリア式)
こんにちは、ノッキーです。
急に寒くなってきましたね。
本気の防寒対策が必要不可欠となってきました。
さて今回は、ブラックジャックのゲームを進めていく上で最低限必要となるルールについて、書きます。
初心者にもよく分かるように、できるだけ分かりやすくを心がけます!
◆目次◆
ステップ1
ゲーム開始時、プレイヤーには2枚、ディーラーには1枚、それぞれオープンした状態でカードが配られます。
ステップ2
プレイヤーはディーラーに勝つために、カードを引くか引かないかの選択をします。
引くときは「ヒット」と言いますが、実践ではテーブルを叩いてその意思をディーラーに伝えます。
引かないときは「ステイ」と言いますが、実践ではてのひらを左右に振ってその意思をディーラーに伝えます。
ディーラーに勝つ条件は、以下の①と②の場合です。
① カードの数字の合計が21までの範囲で、21に近いとき。
例1 ディーラー17に対してプレイヤー18
例2 ディーラー20に対してプレイヤー21
例3 ディーラーBJ(ブラックジャック)以外に対してプレイヤーBJ など
※BJ(ブラックジャック)とは、「A」と「10の4枚のカード(10、J、Q、K)いずれか」の2枚のことをいい、数字の計算では、A=1または11となるので、BJは21でも最強のハンドとなります。
② プレイヤーの合計が21までの範囲で、ディーラーの合計が22以上のとき。
例1 ディーラー22に対してプレイヤー16
例2 ディーラー23に対してプレイヤー13
つまり、ディーラーが22以上になれば、プレイヤーの合計がどれだけ小さくても勝ちとなります。
22以上になることを、「Too many!(トゥーメ二ー)」といい、「多すぎだ!」って感じの意味です。
また、「バースト」と言う場合もありますが、オーストラリアでは、前者がよく使われます。
ステップ3
ヒットかステイかを選択してプレイヤーのハンドが決まったあとは、ディーラーがルールに従ってハンドを決めます。
ルール① 合計数が16まではヒットしなければならない。
ルール② 合計数が17になればステイしなければならない。
※「A」と「6」の場合、ハンドは「7か17」になり、ソフトセブンティーンといいます。
このとき、ヒットするかステイするかは、カジノに依ると思います。
オーストラリアのルールに従い、ソフトセブンティーンはステイとします。
ちなみに、プレイヤーは従う必要はありません。
ステップ4
勝てば、配当が賭けたベット分だけ与えられます。負ければ、その分だけ取られます。
ただし、BJの配当は1.5倍となり、2枚賭けた場合は3枚与えられます。
以上が1ゲームの基本的な流れの説明でした。
ひとまず、お疲れ様でした。
次に、2つのオプションの説明です。
ダブルダウン
配られた最初の2枚の合計数が9、10、11のいずれかの場合、プレイヤーは賭けたベットを2倍にするという「ダブルダウン(単に、ダブルと言う)」という選択ができます。
ディーラーの1枚目の数字にも依りますが、基本的には、ダブルはチップを増やすチャンスとなります。
ただし、このときは、1枚しかヒットできません。
ではなぜ、ダブルはチャンスなのでしょうか?
それは、「10」のカードを引く確率が他の数の4倍もあるからです。
細かい計算をすれば、13分の4×100=約31%も10を引く可能性があるのです!
つまり、最初の2枚の合計数が9、10,11のいずれかの場合、もし10を引いたなら、ハンドはそれぞれ19、20、21となり、ディーラーに勝つ可能性が高まります。
特に、「イレブンダブル(11のダブル)」は激熱です!
※イレブンダブルで見事10を引き、21になっても勝ち確定とはなりません。
ディーラーも21になれば、「スタンドオフ(引き分け)」または「プッシュ」と言ったりします。
さらに、ディーラーがBJになれば、BJが最強ハンドなので、プレイヤーは21であっても負けとなります。(撃沈)
そういった場面とは対照的に、スリリングなシナリオに遭遇することもあります。
例えば、ダブルでヒットしたカードがロ―カード(2,3,4などのカード)のとき、ダブル自体は失敗でしょう。
しかし、負けが確定した訳ではありません。
ディーラーがバーストすれば、プレイヤーの勝ちとなります。
これがスリリングなシナリオです。
スプリット
配られた最初の2枚の数字が同じ場合、プレイヤーはハンドを2つに増やすことができます。
これを、「スプリット」といいます。
ダブルと同様に、ベットは2倍必要となります。
ダブルの場合とは違うスリリングな時を過ごすことになるでしょう。
例1 プレイヤーが8と8で合計数16のとき
ハンドが16って、弱いですよね。だから、8のスプリットは結構多くのプレイヤーがスプリットをします。
左右に分けられた2つのカードは、それぞれ単独で計算され、納得のいくハンドが決まるまでヒットできます。
さらに、ダブルのチャンスが訪れるときもあります。
例2 プレイヤーがAとAで合計数2または12のとき
A(エース)は特別扱いをします。
左右に分けられた2つのハンドは、それぞれ1枚しかヒットできないというきまりになっています。
Aは1か11のいずれか都合の良い方で決められるメリットがある分、仕方ないですね。
しかも、ヒットしたときに10を引く確率が高いですから、ハンドが21になりやすいのです。
Aのスプリットはダブルに似ています。
※スプリットしたあとのAと10のハンドは、最強ハンドのBJ(ブラックジャック)ではなく、21となります。
そのため、ディーラーがBJのときは、運悪く負けとなります。
ノッキー的には不要なルール
1つは「サレンダー」です。
これは、プレイヤーが自分のハンドは良くないと思い、ディーラーに勝ち目がないと判断したときにとれるオプションですが、オーストラリアのカジノではサレンダーはできないようです。
できたとしても、僕はしません。
何だか、勝てたであろうゲームの機会損失になってしまいそうだからです。
弱いハンドだとしても、勝てる可能性は0ではない限り、最後まで勝負しょうと思ってしまいます。
でも、サレンダーを選択することで、チップの損失を抑えることにつながることも少なくないので、全否定をするわけではありません。
もう1つは「インシュアランス」です。
これは、ディーラーの1枚目の数字がAの場合のみ、プレイヤーがとれるオプションです。
Aはすべてのカードの数字の中で最強の数字です。
2枚目が10なら、BJ(ブラックジャック)となり、最強のハンドとなります。
そのため、プレイヤーは自分のベットに保険をかけることができます。
だから、インシュアランス(Insurance=保険)と呼びます。
インシュアランスのベットルールは、自分のベットの半額以下でなければいけません。
インシュアランスの配当は2倍です。ディーラーがBJのときに支払われます。当然、最初のベット分は失われます。
オーストラリアのカジノではインシュアランスはできるようですが、僕はしません。
ディーラーがBJになる確率は約31%、逆にならない確率は69%もあるんです。
これだけ確率に偏りがあるのに配当が2倍とは、割に合わないと思いませんか?
もし3倍だったら、しようかなと考えるかもしれないですが・・・。
あと、面倒くさいです。負けのときは負けでいいです。
まあ、これは僕個人の考えなので、悪しからず・・・。
結構な長文となりました。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。僕の書いた説明が伝わっていれば幸いです。
注意:ここに書かれたオーストラリアのカジノの情報は、2013年頃までのものです。