3・3・7拍子なるか・・・?
どうも、ブラックジャック研究家のノッキーです。
早速、本題に入ります。
今回のテーマは、ディーラーのアップカードが7のときの3のペアについてです。
ベーシックストラテジー(BS)では、スプリットが推奨されています。
しかし、ローカードのスプリットを好まないプレイヤーもいます。
彼らは普通に6からヒットします。
BS通りにスプリットするのと、普通にヒットするのとでは、結果にどのくらいの違いが出るのでしょうか?
僕は基本的に、スプリットして冒険するのが好きなので、この状況でスプリットしますが、好きかどうかで勝負は決めるべきではありません。
勝算の見込みが高い方を選ぶべきです。
BSは勝算が高いでしょうが、どの程度なのかが気になります。
そんな理由で、実践テストを行うことにしました。
試行回数は全部で40回と決めました。
まずは、アメリカンスタイル(ホールカード有り)で20回分のデータを収集しました。
※こちらは、海外向けの動画となります。
[Blackjack Strategy] Is split better than hit? (Two 3s vs Dealer’s 7)
次に、ヨーロピアンスタイル(ノーホールカード)であとの20回分のデータを収集しました。
※こちらは、国内向けの動画となります。
[ブラックジャックの攻略]スプリットはヒットよりもベター?(3のペア対ディーラー7)
全40回分のトータルの勝率は以下のとおりとなりました。(引き分けは除く)
スプリットは約56%、ヒットは約39%
次のグラフは、引き分けを考慮したときの勝率を示しています。
トータルのチップの増減は以下のとおりとなりました。
スプリットはプラス11枚(40枚→51枚)、ヒットはマイナス8枚(40枚→32枚)
実践データから、BS通りスプリットする方がベターですね。
スプリットして3単位勝ちとなったときが、40回中6回もありました。
4単位勝ちはありませんでしたが、試行回数を重ねれば出現するでしょう。
普通にヒットすると、やはり10が出やすいことから、6→16とすぐに不利なハンドになってしまいます。
16対7は、BSではヒットですが、勝率は2~3割程度です。
ステイしたとしても同程度の勝率です。
16対7については、先日実践テストを行ったばかりなので、記憶に新しいです。
2でも3でもローカードのスプリットには、ワクワクさせられます。
面白いのは、ダブルのチャンスが来ることです。
大勝利できたら、3・3・7拍子ですね!
▼追記▼
本日アップロードしたばかりの上の動画に対して、早速アメリカ人の早朝早起き様からコメントをいただきました。
コメントの内容はこんな感じでした。
「もう1回3をスプリットしろよ。8:50のところだよ。ヒットじゃなくてさあ。あと、11:50辺りのところも。」
言い方はどんな感じなのか分かりませんが、細かく見てくれているんだって思い、ありがたかったです。
でも、ちょっとした苦情の意味もあるのかもしれません。
僕が悪いのです。
というのも、アメリカンスタイルだと書いているにもかかわらず、スプリットの回数を1回に限定していたことです。
ネットで調べたら、本来、アメリカンブラックジャックはエース以外の場合は、3回までスプリットできるとのこと。
つまり、4つのハンドをつくることができるのです。
エースは1回のみのスプリットでした。
そのアメリカ人からすれば、「おいおい!違うだろうが!そんなのアメリカ式じゃないぞ!」って感じの思考になったかもしれません。
コメントをもらってしばらく考えて、スプリットの回数を3回までにしてもう1度やり直そうと思ったのですが、それはやめました。
というのも、僕自身、そこまでスプリットをするべきではないと考えているからです。
だって、3のスプリットですよねえ?
ディーラーのアップカードが7ってのもあるし、たとえ弱い数字であったとしても、スプリットの回数が3回まで許されているからという理由で、必ず3回するべきだとは思わないのです。
結局、僕が勝手にアメリカンスタイルと言っているのは、自分がとりたい戦略がミックスされています。
動画の導入部分で、必ず明記することにしました。
そのコメントのおかげで、明日から改善できます。
ここで、はっきりとさせておくと、僕(ノッキー)のアメリカンブラックジャックは、スプリットは1回のみ、ダブルは9、10、11とソフトハンドのみ、サレンダーとインシュアランス無しのものを言います。