さらば最弱、3のスプリット
こんにちは、ノッキーです。
ブラックジャックって面白いですね。
シンプルなゲームですが、奥深いです。
だから、いろいろと検証したいと考えてしまいます。
ベーシックストラテジー(BS)は素晴らしい戦略だと思っています。
しかし、落とし穴があるかもしれないと否定的な見方をする自分もいるのです。
理論あれば、実践するのみ。そう思い立って、今日も検証をしました。
今回は、ディーラーのアップカード6のときの3のスプリットについてです。
6は最弱数ですから、この場合は躊躇することなく、スプリットするプレイヤーは結構多いのではないでしょうか?
その一方で、10のカードが出やすいことを踏まえれば、3を分けてどちらもハンド13になることを想定し、それを避けるプレイヤーもいるでしょう。
あるいは、ディーラーに10を引かせるために、プレイヤー側はあまり引かないようにすべきだと考えるプレイヤーもいるでしょう。
以上のように、賛否両論あるスプリットだと言えますが、実際の勝率やチップの増減はどういう感じになるのでしょうか?
検証では、次の2つのケースについて行いました。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ヒット(ってことは、3+3=6、最弱数でディーラーと互角で戦う)
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 3のスプリット(ディーラー6)
データをとって、勝率とチップの増減を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)の勝率は50%でプラス2枚
CASE2のヒットの勝率は30%でマイナス4枚
でした。
勝率、チップの増減両方のデータから、やはり6のカードは最弱だと言えます。
3+3のハンド6なので、ここはスプリットして最弱ハンドを免れるべきなのでしょうね。
さらば最弱・・・。
3のスプリット、意外とおもしろい展開になるかもしれないですね。
確率の精度を上げるために、後日さらにサンプル数を増やしてデータを更新するつもりです。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率40%、チップの増減マイナス5枚
CASE2 ヒット
勝率30%、チップの増減マイナス4枚
今回の10回分は、前回の10回分と比べて、大差は無い結果となりました。
以下は、スプリット後に片方のハンドでダブルアップのチャンスが到来。
ダブルは失敗したけど、ディーラーがバーストしたことにより、大勝利となりました。
やっぱ、6のカードは最弱だと実感しますね。
あと、6よりも3の方が強いと言える証拠に、スプリット後に8が来ています。
もしスプリットをしなければ、ハンドは14となり、このときたいていはスプリットするべきだったと後悔します。
つまり、6よりも3からスタートした方がダブルアップのチャンスを得やすいと言えます。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率45%、チップの増減マイナス3枚
CASE2 ヒット
勝率30%、チップの増減マイナス8枚
どちらのケースも勝率が50%を下回っており、チップの増減はマイナスとなっているのはどうしてなのでしょうか?
もう少し良い数字が出てもいいのではないかと思います。
一瞬、引き分けが多かったのではないかと考え、データを振り返りましたが、何と、1回も引き分けは無かったのです。
だとすれば、たまたま運が悪かったのかもしれません。
これからデータを増やしていけばもう少し良い結果が出ると思うのですが・・・。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率40%、チップの増減マイナス4枚
CASE2 ヒット
勝率20%、チップの増減マイナス6枚
パッとしない結果でした。
ディーラーのアップカードが最弱の6なのに、あまりバーストにならなかったことが原因の1つです。
大敗すれば、そのときの波が悪いと判断していいかもしれません。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約43%、チップの増減マイナス7枚
CASE2 ヒット
勝率約27%、チップの増減マイナス14枚
2つのケースで差が出てきました。
BSの方がマシな結果なので、迷ったときはスプリットが良さそうです。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約67%、チップの増減プラス10枚
CASE2 ヒット
勝率約44%、チップの増減マイナス1枚
スプリットの結果が、今までのデータの中でいちばん良かったです。
10回中4回もスプリットからのダブルが入り、3単位の勝利でした。
一方、ふつうにヒットした場合も、今までのデータの中でいちばんマシでした。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約43%、チップの増減マイナス7枚
CASE2 ヒット
勝率約27%、チップの増減マイナス14枚
40回分で見れば、どちらのケースも良くないんですよね。
スプリットの方は勝率5割以上になってほしいものです。
★追記(50回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率40%、チップの増減マイナス4枚
CASE2 ヒット
勝率70%、チップの増減プラス4枚
この10回分では、BSの方が結構悪い結果となりました。
しかし、見せ場もありました。
片方がダブルで失敗しても、ディーラーがバーストという望ましい結果になりました。
また、ラージナンバーが連続していたときは、両ハンドがゴミハンドでも、ディーラーバーストで見事勝利ってのもあったのですがね。
しかしながら、いたずらなエースってのも10の中に混じっていることが結構あって。
6→17で負けるって、虚しいですね。
ディーラーのアップカードが5だと、まだヒットしてもらえるんですけど・・・。
この点では、最弱数は6ではなく、5ですよね?
そして、トータル(50回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約47%、チップの増減マイナス1枚
CASE2 ヒット
勝率約39%、チップの増減マイナス11枚
50回分もデータをとれば、結構信頼度が増してくる感じです。
BS通りだと、ほぼ半々の確率で勝てるようですね。
ヒットはダメっぽいですね。
でも、高額ベットのときは迷いそうですが・・・。
いやいや、どんなときでも有利だと思う方を選ばなければ、後悔しそうです。
後日、さらに正確な結果を求めました。
nokkieblackjack.hatenablog.com