いいのかな~?4のスプリット
こんにちは、ノッキーです。
近くの小さな山に登ってきました。
運動は大切ですからねえ。
さて、今回は、ディーラーのアップカードが6に対して4のスプリットについて、検証してみようと思います。
ブラックジャックの教科書と呼ぶべきベーシックストラテジー(BS)によると、この場合、スプリットをするべきだということです。
しかし、「10が出やすいんだから、普通にヒットして18(4+4+10=18)を狙えばいいじゃん。」などと考えるプレイヤーは多いのではないでしょうか?
僕もそう考えていたプレイヤーのうちの一人でした。
今ではBSを知っていて、それに正当性を感じるので、スプリットをします。
理由は、ディーラーのアップカードが6だからで、6は最弱数字なのですね。
結果、ディーラーはバーストしやすいと考えます。
つまり、ガンガン責める状況だと言えます。
では、実況動画で10ゲーム分の検証を始めましょう。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ヒット
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 4のスプリット(ディーラー6)
データをとって、勝率とチップの増減を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)の勝率は何と!80%でプラス14枚、
CASE2のヒットの勝率は60%でプラス2枚
でした。
勝率はどちらのケースも50%を上回り、何よりも驚いたのは、スプリットの勝率が80%もあったということです。
サンプル数が少ないことで確率の発散だということを考慮しても、ここまで実践値が高くなるとは予想外でした。
意外と儲かる可能性を秘めた4のスプリット(対ディーラー6)でした。
確率の精度を上げるために、もっとサンプル数を増やしてデータを更新するつもりです。
ブラックジャックでは、なぜ6が最弱なのでしょうか?
それは、ルールにあります。
ディーラーのアップカードが6のとき、ディーラーの2枚目の数は確率的に10が出やすく、結果16になりやすいですね。
すると、ディーラーのルールでは、16ではまだヒットしなければならなく、3枚目を足し算することになります。
もし、狙い通り2枚目までの合計が16になれば、3枚目は6以上のカードでバーストになります。
このとき、6以上のカードを引く確率はおよそ62%(13分の8)です。
以上の理由から、6は最弱だと言えます。
今回、4をスプリットして最弱の6と戦ったわけですが、4は3番目に弱い数ですから、このことだけを考えれば、何だか勝つ気がしますね。
しかも、スプリット後のダブルのチャンスもあるかもしれないので、ここは稼ぎ時だとも言えます。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率50%、チップの増減マイナス1枚
CASE2 ヒット
勝率70%、チップの増減プラス4枚
この10回分に関して言えば、BSの方が悪い結果となりました。
敗因は、スプリット後のハンドのどちらもゴミハンドで、しかもディーラーがバーストしないということでした。
スプリット後に、ダブルアップとなっても、結果ゴミハンドなら、ディーラーのバースト以外は負けとなってしまいます。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率65%、チップの増減プラス13枚
CASE2 ヒット
勝率65%、チップの増減プラス6枚
何と、どちらのケースも勝率が同じになりました。
チップの増減は2倍近く開きがあるので、ここはBS通りスプリットするのがいいでしょう。
しかし、上の10回分のように、悪い波の中にいるときは、普通にヒットを選んでもいいのかもしれません。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率60%、チップの増減プラス6枚
CASE2 ヒット
勝率30%、チップの増減マイナス4枚
この10回分では、スプリットしたあとに両方のハンドでダブルアップのチャンスが来て、どちらも勝つというかなりラッキーな回が2回もありました。
チップの増減は、この2回だけで、4単位の勝ち×2回=プラス8枚となります。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約63%、チップの増減プラス19枚
CASE2 ヒット
勝率約53%、チップの増減プラス2枚
勝率の差は10%程度の開きしかないのに対して、チップの増減の開きがかなり大きくなっています。
やはり、原因はスプリット後のダブルでしょう。
ディーラー6のときの4のスプリットって、意外とサプライズがあって、おもしろそうです。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率30%、チップの増減マイナス10枚
CASE2 ヒット
勝率40%、チップの増減マイナス2枚
最初の10回はスプリットの勝率が80%もあったのに対して、今回の10回はそれが相殺される結果となりました。
敗因の1つはこんな状況にあります。
ディーラーが6→15で、「よっしゃ!バーストだ!」」って思ったのも束の間、15→21。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率55%、チップの増減プラス9枚
CASE2 ヒット
勝率50%、チップの増減0枚
勝率にあまり大差はありませんが、ダブルで稼いだ分が浮き彫りになっています。
ディーラーは最弱数ですから、長い目で見ると強気でスプリットがいいですね。
★追記(50回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約33%、チップの増減マイナス7枚
CASE2 ヒット
勝率60%、チップの増減プラス2枚
またまた、BSの方が悪い結果となってしまいました。
それでも、こんな良い場面もあったんですがね。
まあ、こんな場面が普通に起こるって思うべきではないかもしれません。
そして、トータル(50回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約51%、チップの増減プラス2枚
CASE2 ヒット
勝率約52%、チップの増減プラス2枚
50回もデータを集めれば、確率は収束するものなのでしょうか?
どちらのケースもほぼ同じ結果となっています。
さほど結果は変わらないのか?
こうなれば、自分が引くカードの数字を予測して選ぶのが面白いかもしれません。
次に5、6、7が出れば、ダブルのチャンスのなるので、次がその3つのいずれかだと予測できたらスプリット、10だと予測できたらヒットするとか。
新たにデータをとって、最終のまとめに入りました。
nokkieblackjack.hatenablog.com