難しい8のスプリット
こんばんは、ノッキーです。
アメリカとメキシコの国境のことで、2国間に緊張が走りだしましたね。
仲良くやってくれよ~って感じですね。
上手く折り合いがつけばいいのですが・・・。
それはさておき、今日はブラックジャックのハンドの検証をしようと思います。
どんな検証かって?
それは、ディーラーのアップカードが10のとき、プレイヤーが8のスプリットをしてどのくらい成功するのかについて、実践して検証しようというものです。
ベーシックストラテジー(BS)では、このときは8のスプリットをしなければなりません。
でも、前向きにしたいと思うプレイヤーは少ないのではないでしょうか?
僕がブラックジャック(BJ)を覚えたての頃は、この場面での8のスプリットは絶対にしませんでした。
だって、ディーラー10を相手に8を分けてベットを2倍にしないといけないんですよね?
そんなの銭をドブに捨てるようなものだと思い込んでいました。
決まってヒットしてバーストで普通に負けるっていうのが当たり前でした・・・。
のちにBSを知ってからは、スプリットするようになり、想定外の展開に驚きました。
そのとき、BJの面白さがさらに増しました。奥深いんだなあって・・・。
今回は、以下の3つのケースをすべて試してみて、どのケースがどのくらいの割合で勝つのかの確率のデータをとります。
CASE1 スプリット(BS通り)
CASE2 ヒット
CASE3 ステイ
※ノッキーのブラックジャックでは、サレンダー(降参)はしません。(オーストラリア式ではできないので)
カジノで勝つためのブラックジャック検証動画 8のスプリット(ディーラー10)
データをとって、勝率を計算してみました。
CASE1のスプリット(BS)は約44%、
CASE2のヒットは約11%、
CASE3のステイは30%
でした。
勝率だけを見れば、BSどおりスプリットをするのがベストだと言えますが、実際、スプリット後のダブルアップが入るときがあるので、チップの増減幅が大きくなり、何と、チップの増減は、スプリットの場合とヒットの場合が全く同じだったのです。
勝率が4倍違うのに、チップの増減が同じとは驚きです。
チップの増減は、すべての場合においてマイナスだったのですが、ステイの場合が若干マシな結果となりました。
このことと、いずれの場合も確率が50%を下回ることを考慮すれば、ディーラー10に対して8のスプリットはプレイヤーを悩ませる1つのハンドだと言えます。
サレンダーができれば、有効な手段なのかもしれません。
ただ、まだまだサンプル数が10ゲームと少ないので、確率の精度を上げるためには、もっとサンプル数を増やす必要があります。
また、別の日にデータをとってみようと思います。
★追記(20回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約17%、チップの増減マイナス9枚
CASE2 ヒット
勝率0%、チップの増減マイナス10枚
CASE3 ステイ
勝率10%、チップの増減マイナス8枚
どのケースもパッとしない結果となりましたが、1回だけスプリットで見せ場がありました。
そして、トータル(20回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率25%、チップの増減マイナス15枚
CASE2 ヒット
勝率約5%、チップの増減マイナス17枚
CASE3 ステイ
勝率20%、チップの増減マイナス12枚
ヒットの勝率酷くないですか?
5%ですよ!
20回中19回が負けってことです。
この数字から、ハンド16からのヒットはかなり不利だと言えます。
スプリットとステイの数字があまり変わらないことから、ステイを選ぶ傾向にある中国系プレイヤーの気持ちが理解できます。
ただ、スプリットすると、引き分けの可能性が結構高まります。
また、ダブルアップになる可能性もあります。野心家はスプリットすべきですね。
★追記(30回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率40%、チップの増減マイナス5枚
CASE2 ヒット
勝率約33%、チップの増減マイナス3枚
CASE3 ステイ
勝率30%、チップの増減マイナス4枚
BS通りスプリットをすると勝率は一番良かったものの、チップの増減が一番悪かったですね。
これは、ハンドを分けることによって、両ハンドとも勝ちや負けとなる場合が多く見られたためです。
さらに、スプリット後のダブルアップとなれば、チップの増減幅は大きくなります。
そのときの波が良いと感じたら、スプリットしてギャンブルするのが面白いかもしれませんね。
逆に、波が悪いと感じたら、ここはBS外しで、ヒットかステイを選ぶのもいいでしょうね。
僕なら、次に配られるカードの数字を予測して、ヒットかステイを決めます。
例えば、前のカードが5以下ならヒット、そうでなければステイを選ぶ。
これは、カードの順番に偏りがあることを前提に考えた選択法です。
実際にプレーした人は実感したと思いますが、ローカードが続くときや、10のカードが続くときって結構あるんですよね。この流れに賭けるって感じですかね。
そして、トータル(30回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約31%、チップの増減マイナス20枚
CASE2 ヒット
勝率約14%、チップの増減マイナス20枚
CASE3 ステイ
勝率約30%、チップの増減マイナス16枚
勝率はスプリットとステイがほぼ同じになりましたが、チップの増減ではステイの方がマシな結果となりました。
でも、8+8=16でステイするのって、つまらなくないですか?
次に配られるカードを推測した結果ステイするのは面白いかもしれませんが、機械的にステイってのはね・・・。
やっぱ、BS通りにスプリットして冒険家になるのがいいかもしれません。
その方が、テーブルが盛り上がりますよね。
テーブルの盛り上がり度って結構重要なんですよね。
活気があるテーブルは、勝利の女神が宿り、そうでないテーブルには悪魔が潜んでいる、そんな感じがするのです。
でも、チップをたくさん賭けているときはどうしても躊躇してしまうのが人間です。
自己判断で、勝負するのが賢明でしょうね。
自分のルールに従って、自分が納得できるようにすることが大切です。
★追記(40回分のデータ)
データをさらに10回分とってみました。結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約38%、チップの増減マイナス3枚
CASE2 ヒット
勝率20%、チップの増減マイナス6枚
CASE3 ステイ
勝率40%、チップの増減マイナス2枚
ステイの結果が意外にも良かったですね。
でも、ディーラー10を相手に16でステイか・・・。
技術を伴いそうですね。
そして、トータル(40回分)の結果は以下のとおりです。
CASE1 スプリット(BS)
勝率約32%、チップの増減マイナス23枚
CASE2 ヒット
勝率約21%、チップの増減マイナス26枚
CASE3 ステイ
勝率約37%、チップの増減マイナス18枚
トータルで見てもBSよりもステイがベターですねえ。
でもBS通りやって、次の画像のように引き分け狙いもいいと思います。