カジノで勝つためのブラックジャックの検証ブログ

ブラックジャックの戦略や賭け方などについて、独自の研究を行っています。

ベーシックストラテジー(BS)について

こんにちは、ノッキーです。

先日のトランプ次期大統領の記者会見、ある意味、おもしろかったですねえ。

何がって、前列の記者たちに対して質問させなかったことや自分の言いたいことだけを言っていたところです。

大統領の裁量がどのくらいあるのかは分かりませんが、人間性がおもしろいと感じました。

皆さんはいかがですか?

 

それはさておき、本題に入ります。

ベーシックストラテジー(BS)とは、全世界で統一されたブラックジャックの基本戦略のことです。

実際のカジノで、BSを遵守しているプレイヤーがいます。

彼らはなぜBSに従いプレーするのか?

 

それは、BSはブラックジャックの教科書のようなものだからです。

さらに、BSに従えば、メンタルが不安定になりにくいという人もいます。

今回は、BSの例をいくつか挙げてみます。

 

例1 ディーラー6対プレイヤー12、プレイヤーはステイします。

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戦略の意図はこんな感じだと思います。

「ディーラー6は弱い。ヒットすれば、10や大きな数のカードが出やすい。ここは、ディーラーにバースト(22以上のハンド)を期待しよう。それに、自分がヒットして、もし10を引けば、負けが確定してしまう。それは避けたい。」

 

ディーラー6はなぜ弱いのか?

 

それは、ディーラーのハンド作りのルールで、合計数が16まではヒットしなければならないからです。

ヒットして10を引く確率が約31%と高いことを考えれば、ディーラーは16になりやすく、3枚目のヒットで、バーストする可能性が高くなります。

よくあるパターンは、6+10+10、6+8+10、6+10+6などです。

 

例2 ディーラー7対プレイヤー16、プレイヤーはヒットします。

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これはステイするプレイヤーは多いと思います。

特に中国系のプレイヤーは当たり前のようにステイを選ぶようです。

でも、ディーラーの1枚目が7ですから、ハンドが17になりやすいですね。

10を引いて17と決まることが多いですが、4+6や3+7のように、2枚引いて17と決まることもあります。

つまり、プレイヤーはたった1つの差で負けてしまう可能性が高いと言えます。

しかしながら、プレイヤーの16は弱いハンドですから、ヒットしてバーストしてしまう確率は50%を超えています

それでもBSではヒットなのです。

 

僕はこの状況で次のように考えます。

「プレイヤー16の段階で、負けを覚悟しよう。まあ、こういう時もあるか。じゃあ、BS通りヒットしてバーストしないことを願おう。BSに従わなかったことで後悔したくない。勝負だ!」

 

もし、運よくバーストしないカードを引けたら、負ける可能性はかなり下がると考えられます。

というのも、ディーラーは7→17に決まりやすい。

プレイヤーのハンドが最低でも18なら、たった1つの差で勝てるかもしれないのです。

だから、ヒットして2が出て16→18と決まった瞬間、勝率は16のときよりもかなり上がったと実感できるわけです。

※カジノによって、サレンダーという選択ができる場合がありますが、僕はしない派なので、それは考慮しません。

 

例3 ディーラー3対プレイヤー9、プレイヤーはダブルします。

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ダブルとは、ベット数を2倍にしてカードを1枚のみヒットすることを言います。

詳しくは、別ページを参照ください。

ダブルはリスクがありますが、チップを増やすチャンスでもあります。

プレイヤーの最初の2枚の合計数が9,10,11のときにダブルが可能ですが、9からダブル(ナインダブル)は危険です。

10を引いても19にしかならないからです。

運よくAを引いても20と決まり、最強ハンドとはなりません。

 

11からダブル(イレブンダブル)はナインダブルほど危険ではありません。むしろ、ビッグチャンスだと言えます。

10を引けば21となり、ディーラーがBJでない限り負けないからです。

 

僕が9ダブルをするとき、こんな心理状態になります。

「ちょっと怖いなあ。でも、ダブルはチップを増やすチャンス。このチャンスを逃せば、次はいつダブルのチャンスが訪れるか分からないなあ。まあ、ディーラーの1枚目が弱い(3~6のいずれかの場合)から、バーストを願おう。」

 

もし、ディーラーがバーストすれば、プレイヤーのダブルが失敗だったとしてもも勝てるのです。

つまり、プレイヤーは必ずしも、ダブルで強いハンドを作らなくてもいいということになります。

できれば、強いハンドの方が好ましいというわけです。

 

例4 ディーラー2対プレイヤー6と6、プレイヤーはスプリットします。

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スプリットとは、同じ数字のハンドを左右に分けてハンドを2つにすることを言います。

詳しくは、別ページを参照ください。

スプリットはダブル以上にリスクがありますが、チップを増やしたりハンドを良くしたりするチャンスがあります。

この例では、プレイヤーのハンドは6+6=12ですから、良くないハンドの1つですよね。

そのままヒットして10が出れば、プレイヤーのバーストで負け確定となってしまいます。

かといって、ディーラーの1枚目が2であるのに、プレイヤーが12でステイする決定はBSに反します。

難しい判断の1つですが、ワクワクする流れになる可能性を秘めています。

ワクワクその①

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左ハンド:6→4を引いて10→ダブルしてAを引いて21(大成功!)

右ハンド:6→5を引いて11→ダブルして10を引いて21(大成功!)

ディーラー:6→ヒットして21以外のハンド

これは、至福の時ですよ!チップの増額は普通のときと比べて4倍になります!

 

ワクワクその②(いや、ドキドキかな?)

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左ハンド:6→5を引いて11→ダブルしてAを引いて12(え~!)

右ハンド:6→3を引いて9→ダブルして2を引いて11(最悪~!)

ディーラー:6→10を2枚ひいてバースト

これは、冷や汗ものの大勝利ですね。チップの増額はその①同様に4倍です。

心理状態がその①とは全く違ってきますが、結果は同じになります。

 

逆に、面白くない流れになる可能性もあります。

面白くない流れその①

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左ハンド:6→10を引いて16でステイ(やっぱりか~)

右ハンド:6→7を引いて13でステイ(も~)

ディーラー:6→7を引いて13!→(バーストしろ!)→4を引いて17(チッ)

この場合は、両ハンドともに負けとなります。

普通のときの2倍チップを失います

 

面白くない流れその②

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左ハンド:6→2を引いて8→4を引いて12でステイ(・・・)

右ハンド:6→Aを引いてソフト17→10を引いて17(何だかなあ・・・)

ディーラー:6→10を引いて16!→(バーストしてくれるよね?)→5を引いて21(最悪!)

この場合も、両ハンドともに負けですね。

 

スプリットについて結構いろんなことを書きました。

それだけ奥深いということなのでしょう。

例を挙げればきりがないので、ここでおしまいです。

 

詳しくは、別サイトで検索してもらえれば、BSの表が出てきますが、一度に覚えられるものではないので、実践を通して徐々に覚えていけばOKだと思います。

その方が楽しいですし・・・。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 

※ここに出てくるBSはオーストラリア式であり、2013年頃までのものとなります。

 


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