6のペア対ディーラー2
スプリットからのダブル来い!
どうも、ブラックジャックファンのノッキーです。
今回は、ディーラーのアップカードが2のときの6のペアについて、戦略の検証をするのですが、これは以前も行いました。
確認で書きますが、ベーシックストラテジーでは、この場合、スプリットが推奨されています。
以前のものと合わせて、100のデータから結果を求めました。
視覚的にとらえやすいことで有名な円グラフを用いて、結果を示します。
コメントしづらい結果です。
負けない確率は54%、半分ちょいですね。
これは負けが優勢です。
12対ディーラー2のとき、ヒットすれば3回に1回は勝ちってことですね。
これも、ダメです。
12対ディーラー2のとき、ステイよりもヒットが推奨されていることが理解できます。
引き分けを除いた勝率は、
スプリットが47%、ヒットが35%、ステイが31%でした。
チップの増減は、
スプリットが-4枚、ヒットが-21枚、ステイが-23枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、スプリットが一番好ましい選択となります。
やはり、BS通りに選択するべきなんですね。
さらに、3単位の勝敗について研究してみました。
スプリットのメリットは、スプリット後のダブルのチャンスです。
そこで、どんな勝敗のパターンがあるのかについて、動画を撮ってみました。
視聴時間は5分程度です。
特に、初心者の方、参考にしてみてください。
[Blackjack Examples] Split 6s vs Dealer’s 2
次のグラフは3単位勝ちの成功率を示しています。
何と、ちょうど半々という結果になりました。
発生率は24%だったので、4回のうち1回くらいは3単位勝負がやってきます。
まあ、スプリット後に必ずダブルをしなければならないというわけではありません。
ただ、BSでは、ディーラー2に対しては10、11ダブルが推奨されているだけなのです。
今回は以上です。
参考になれば、幸いです。
データ版の記事は、よりシンプルにまとめたいと思っています。
後で見返したときに、分かりやすく確認できるのがいいですからねえ。
今までの記事を書き直ししなければ・・・。
ディーラーにチップを渡すとき
どうも、ノッキーです。
そもそもチップ(心付け)ってどんなときに渡すものなのでしょうか?
一般的には、受けたサービスが予想以上に良かったときに渡すものだとされているはずです。
例えば、ホテルの係員にかなり重い荷物を階段で運んでもらったときや、タクシーの運転手にいろんな現地情報を与えてもらったときや、カジノディーラーのパフォーマンスに感動したとき、などが挙げられます。
しかしながら、ある国のカジノではチップに対する考え方が違っていたのです。
2003年以降の約10年間のことなので、今はどうなのかは不明ですが、おそらく変わっていないと思います。
改善してくれていれば、また行こうかなと思うのですが・・・。
ある国のあるカジノのブラックジャックテーブルでは、プレイヤーがダブルやスプリット、BJハンドなどで勝利したとき、ディーラーが無表情で決まってこうつぶやくのです。
「おめでとうございます。」
たいていはそれを耳にしたら、我々日本人プレイヤーは、
「どうも。」と返したり、軽く礼をしたりします。
ここまでは大した問題は無いのですが、ここからがちょっとね・・・。
さらに、ディーラー、1回目よりも大き目の声で、「おめでとうございます。」って言ってきます。
今度は誰もが聞こえるレベルです。
中には、怒り口調で言ってきたり、睨んでくるディーラーも少なくなかったです。
じゃあ、再度「どうも。」って大き目の声で返すべきなのか、起立して大きくおじぎをして返すべきなのか、どう反応したらいいのか、最初はとまどいました。
どうやら、チップの催促のようなのです。
周りのプレイヤーとのやり取りを見て、僕はそれを学習しました。
それっておかしくないですか?
当時、渡さないといけないものなのかと思い、何度が渡してしまいましたが、後になって納得いかず、そんなことをしてしまった自分が許せませんでした。
本来、チップは気持ちよく渡すものであるはずです。
例えば、ディーラーが流ちょうな日本語でいろいろと冗談を交えてプレイヤーを楽しませてくれたり、肩たたきをしてくれたり、大きく勝ったときはクラッカーを鳴らして祝ってくれたりすれば、気持ちよく自主的にチップを渡せたのにって、ときどき考えたりします。
「おめでとうございます。」だけで数百円(場合によっては、数千円以上も!!)いただこうだなんて、虫が良すぎて、けしからん!!
1文字10円かよ!ぼったくりも甚だしい!
そもそも、ディーラーの手がらで僕らプレイヤーは勝てたのではないのですから。
僕らの持っている幸運や戦術で勝てたのですから。
そうじゃなかったら、負けたときは何かサービスしろよって感じですよ。
ディーラーはルール通りに淡々とゲームを進めていくだけです。
そんなの彼らの給料に含まれている業務です。
どういう経緯で、間違ったチップの風潮が根付いてしまったのでしょうか。
国によってディーラーのチップの受け取りは、カジノ側で原則禁止になっているところもあります。
例えば、オーストラリアがそうです。
オーストラリアのディーラーには、気持ちよくチップを渡そうとしたことがありましたが、断られました。
彼ら、「サンキュー。」って、逆に言ってくれましたよ。
渡していないのに。
そのとき、チップ受け取り禁止のことを知ったのです。
渡したくても渡せない、渡したくないところではせびられる。
友人が話していましたが、ディーラーが勝手にチップを取り上げるカジノがあるそうです。
「サンキュー。」と微笑しながら、当たり前のように取り上げるらしいのです。
そんなのチップとは呼びませんね。
詐欺の一種だと呼ぶべきではないでしょうか?
『ディーラー微笑サンキュー詐欺』と呼びましょう。
略してサンキュー詐欺(39詐欺)にすると、罪名らしくなります。
初めてリアルカジノに行く人は注意してくださいね。
チップのせびりやサンキュー詐欺は、旅の楽しさを奪うマイナス要因でしかありませんから。
今回の記事では、最近雑談を控えていた反動が大きく出ました。(1700字くらい)
データと雑談に、記事を2種類に分けるのがベターかもしれません。
次回の更新が楽しみです。
長文読んでいただき、ありがとうございます。
では、またの機会に。
10のペア対ディーラー9
これを分ける心境って?
どうも、ブラックジャック研究好きのノッキーです。
今回は、ディーラーのアップカードが9のとき、プレイヤーの10のスプリットの検証をします。
ベーシックストラテジー(BS)では、どんな状況であっても10のスプリットはしません。
理由は言うまでもないでしょうが、「ハンド20で十分だろ。」ってことですね。
しかし、10を分ける人は少数ながら存在します。
彼らはなぜ、10を分けるのでしょうか?
まずは、ホールカードスタイルで検証してみました。
[Blackjack Strategy] Two 10s vs Dealer’s 9
動画では20回分のデータをとり、その後、30回分のデータをとりました。
次のグラフは全50回分の結果を示しています。
次に、3カ月くらい前にとった50回分のデータをもとに、結果をグラフで表します。
最後に、全100回分のデータから得た結果を、次に示します。
今までに描いたことのない円グラフとなりました。
結果は一目瞭然です。
5回に4回は勝てますねえ。
検証中、プレイヤーは目を瞑っても勝てることが多かったです。
(ディーラー2枚目で17~19となり、即スタンド。)
こちらは、予想通りじゃないでしょうか?
負ける確率に注目すれば、7割くらいは負けないってことが分かります。
しかし、ステイのグラフを見れば、そんなことはメリットに思えません。
引き分けを除いた勝率は、
ステイが92%、スプリットが56%でした。
チップの増減は、
ステイが+74枚、スプリットが+20枚でした。
(ベット額:毎回1枚ずつ)
まとめると、絶対にステイすべきだということです。
ステイの勝率が9割超えとは・・・。
結局、スプリットするプレイヤーは初心者が大半なのかもしれません。
あるいは、単にスプリット好きという可能性もあります。
今回は以上です。
参考になれば幸いです。
では、良い週末を。
2のペア対ディーラー2
「スプリット後、8か9、来いっ!」
どうも、ブラックジャックの研究をしているノッキーです。
ベーシックストラテジー(BS)では、この場合、スプリットが推奨されています。
でも、「2のスプリットなんて嫌いだ。」なんて思うプレイヤーは少なくないのではないでしょうか?
彼らは2+2=4として、ふつうにヒットします。
この場合、スプリットとヒットとでは、結果にどんな差が出るのでしょうか?
いつもどおり、トランプを使って検証することにしました。
▼検証1▼
まずは、ヨーロピアンノーホールカードスタイルで行いました。
▼詳しい結果1▼
次のグラフは、50回分のデータから得た結果を示しています。
さらに、ホールカードスタイルでも行いました。
▼検証2▼
[Blackjack Strategy] Two 2s vs Dealer’s 2
▼詳しい結果2▼
次のグラフは全50回から得た結果です。
最後に、全100回分のデータから算出した結果です。
▼さらに詳しい結果▼
2回に1回は負ける感じですね。
1単位~3単位の負けをトータルして49%です。
2単位負けが多かったです。
2つの結果に大差はありませんでした。
引き分けを除いた勝率は
スプリット47%、ヒット47%で、どちらも同じでした。
チップの増減は、
スプリット+2枚、ヒット-6枚でした。
検証結果から、どちらの選択がベターなのかを明確に決めるのは困難であるようです。
では、着眼点を変えてみます。
次のグラフは、3単位の勝敗について示しています。
スプリット後に、8や9が引ければ、ダブルのチャンスになり、3単位勝ちや負けの結果が生まれます。
試行回数100のうち、そのようなチャンスは21回あり、21回中13回(62%)が3単位の勝利でした。
このことと、チップの増減結果から、BS通りにスプリットする方が若干マシだと言えます。
個人的には、スプリットしてどちらかのハンドが勝てばまあOKなんですが・・・。
2単位負けは痛いじゃないですかねえ。
今回は以上です。
役立つ情報であれば幸いです。
では、またの機会に。
ハンド11対ディーラー10
誰もが願う、「ピクチャー!!」と。
どうも、ノッキーです。
今回からいきなり本題に入ります。(いつもの長話は別記事で)
ベーシックストラテジー(BS)では、この場合、ダブルが推奨されています。
でも、リスクを避けるために、ふつうにヒットするプレイヤーもいます。
いったい、どちらがどの程度有利なのでしょうか?
いつもどおり、実際にトランプを使って検証して、実践結果をまとめることにしました。
▼検証1▼
ヨーロピアンノーホールカードスタイルで行いました。
▼詳しい結果1▼
次の2つのグラフは50回分のデータから算出した結果を示しています。
さらに、正確な結果を出すために、ホールカードスタイルでも検証をしてみました。
▼検証2▼
[Blackjack Strategy] 11 vs Dealer’s 10
▼詳しい結果2▼
次の2つのグラフは、新たに得た50回分のデータから算出した結果を示しています。
▼さらに詳しい結果▼
最後に、全100回分のデータから算出した結果です。
勝敗は、半々ってところです。
他のダブルと比べると、やはり勝率は低そうです。
自分が引くカードが10っぽいって感じたら、ダブルするのがおもしろいかもしれません。
結局、大差は出ませんでした。
負ける確率の44%にはバースト負けが含まれています。
もしバースト負けだけは避けたいと思うのなら、ダブルするのがいいですね。
引き分けを除いた勝率は、
ダブルが51%、ヒットが52%でした。
チップの増減は、
ダブルは+9枚、ヒットが+3枚でした。
まとめると、ハンド11対ディーラー10では、ダブルの方が少しベターであると言えます。
「今日は何だかついているな!」って感じたら、ダブルするのも面白いかもしれません。
今回は以上です。
役立てば幸いです。
では、またの機会に。
(ちなみに、今回、800字程度でした。)